秋冬の飲み物、ジンジャーシロップを作りました。
農業を営む友人に分けてもらった生姜を薄くスライスすると、もうそれだけで家中に広がるその香り。部活から帰ってきた息子が「あ、ジンジャーシロップ作ってる?」と聞いてきたくらいです。
てんさい糖をざっくり合わせてしばらく置くと、じわじわと水分が。そこへ近所の人にいただいた唐辛子、それからシナモンスティック、クローブ、水を加えます。レシピには「レモン汁」とありましたが、なかったので裏の畑のゆずを絞って入れました。
火を入れ、しばしコトコト…。その合間に家の外に出たのですが、外にも生姜とスパイスの香りが。深呼吸すると、冷たい空気と一緒に生姜は鼻を通り越し、脳まで届く気がします。
高知県は生姜の生産量日本一。11月、あちこちに広がる生姜畑に多くの人が集まって収穫が始まります。一年中美味しく食べられるように、大きな生姜をそのまま冷凍。使いたい時に取り出してすりおろし、また冷凍庫へ戻せるのでとても便利です。またはみじん切りにして冷凍しておいても重宝します。
今回、スパイス類はスーパーで購入しましたが、生姜や唐辛子は友人・知人から分けてもらったもの。本当は生姜や唐辛子も自分で作れたらいいかもしれませんが、シロップにお湯を注ぐたび、その人たちの顔が思い浮かんで、それはそれでいいのだと思えます。
残った生姜は千切りにして、醤油とお酒を加えて佃煮に。余すことなく生姜を使い切りました。秋冬の美味しい飲み物、保存食ができて大満足です。