新型コロナウィルスの影響で冠婚葬祭・イベントが自粛され、花の需要がなくなり花が売れなくなっていた土佐町相川地区の澤田農園さん。育てた花を市場へ持ち込んでも、今まで通りの値段がつかない状態が続いていました。その状況の中、できることをやってみようと、5月1日から16日まで、とさちょうものがたりのネットショップで金魚草を販売しました。たくさん方たちから反響をいただきました。本当にありがとうございました。
▪️金魚草の販売は終了しました。ありがとうございました!
5月16日をもって、みどりさんの金魚草は販売を終了いたしました。
ネットショップと澤田農園さんへの直接の注文を合わせ、全部で80件の注文をいただきました。
ひとつの花束が30本なので、計2400本の金魚草が日本各地のお客さまの元へ届いたことになります。心を寄せてくださった皆さまのおかげです。本当にありがとうございました!
販売用の金魚草は、もうハウスの中に残っていません。
このお花の売上は、ネットショップ決済手数料3.6%を除き、全額澤田農園さんへ支払われます。
「こんなに注文が来るとは思わなかった」とみどりさんは話します。
今まで澤田農園さんは、市場や地元の産直市など、直接のやり取りでお花を販売してきました。直接お客さまの顔が見えないネットショップという方法で販売することに、不安もあったそうです。
いざ販売が始まると、お花を受け取ったお客様からお礼の電話があり、手紙やハガキが届きました。全てに感謝と応援の気持ちが込められていたことに、驚きと喜びを感じたそうです。
実は、澤田農園さんが金魚草を育てたのは今回が初めてだったとのこと。
昨年、息子さんである光さんが跡を継ぐために土佐町へ帰ってくることになり、光さんの賃金分を得るため、新たに金魚草を育てることにしたそうです。そのためにハウスを借り、金魚草の種をまき、さあ販売していこうという時に、新型コロナウィルスのためお花が売れない状況になってしまった…。
「売れずに困っていた時に、ネットショップでたくさんのお客様に購入してもらって本当に助かりました。ありがとうございました!」
と、みどりさんは話していました。
お客さまへ届ける金魚草の花束に、みどりさんは手紙を添えていました。
「今回お届けしたのは、標高550mのお山のてっぺんでお花を作っている、澤田農園の金魚草です」。
高知県土佐町のお山で育った金魚草が、多くの方の元へと届いたことは編集部にとっても大きな喜びでした。
購入してくださったみなさま、応援してくださったみなさま、心を寄せてくださったみなさまに、心から感謝の気持ちをお伝えしたいです。本当にありがとうございました。