出張中の車内、昭和生まれの職員が3人集まるとこんな話になりました。
「そういえばたぬきの油とかあったよね」
「何にでも効くゆーてね」
「うち、今でも冷蔵庫に入ってますよ」
「ホンマに効くがやろうかねぇ」
「でもたぬきの油、刺さったトゲを抜くのにはえいで!ちょこっと塗って一晩置いちょったら、トゲが抜けちゅうがって」
「ええー!何の成分なんやろう?」
「火傷にはよくアロエ塗りましたよね」
「フキとかも使いよった気がする」
「え?フキの葉?茎??」
「茎。消毒になるとかゆーて」
「ぼく、小さい頃、車酔い予防にゆーて、車に乗る前にセンブリ飲まされよったがよ。でもあれ苦いやん?そんなもん飲んで乗ったら余計酔うわね」
「センブリって腹痛用なんじゃ・・・」
「腹痛といえば、梅肉エキスとか、昔作りよった気がします」
「梅肉エキスって何?」
「梅の実を、黒うなるまで煮詰めたやつです」
「ええー、そんなん見たことない!」
「(インターネットで検索して)青い梅の実をすりおろして、汁をしぼったやつをアクをとりながら煮詰めるがやと」
「昔は薬とかなかったき、そんなんやったんでしょうかねー」
「いや、うちらぁ、薬箱に置き薬あったがで!それやのに・・・」
他にも、ヨモギの葉は止血ができる、とか色々ありますね。
私は小さい頃、よく蕁麻疹が出る子だったのですが、蕁麻疹には山椒がえい!と言われて蕁麻疹が出るたび庭に生えている山椒の葉っぱをかじらされていました。
良薬口に苦し?