「どろぼうがっこう」 かこさとし 偕成社
今年5月に亡くなった、かこさとしさん著「どろぼうがっこう」。
学校に通う生徒たちが立派などろぼうになれるよう“くまさかとらえもんせんせい”が「どろぼうをやってこい」と宿題を出します。
生徒たちは、ありの巣からたまごを取って来たり、学校の黒板を取って来ちゃったり、くまさか先生の金時計をしっけいしたり。
かこさとしさんのユーモアは、いつも安心してクスッと笑えます。
リズム良い文章は、読んでいても楽しいです。
この本を読むことに私はかなり自信があるので(どろぼうになりきるのがポイント。子どもたちがクスクス笑いながら聞いてくれるのがうれしい)、
夜寝る前に子どもたちがこの本を持って来たときは、かなり張り切って読みます。
私がこの本を読みたくて、今日はこれね!と自ら選ぶときもありますが。
読み終わった後、読んだ人も読んでもらった人も「あー、楽しかった!」って思えるのは、とても気持ちがいいのです。
鳥山百合子