「角野栄子の毎日いろいろ」 角野栄子 KADOKAWA
子は宝といいますが、それと同じくらい元気なシニアも国の宝かと思います。はつらつとしたシニア世代(わたしのなかでは70代はまだお若く、80歳から)の様子は、わたしもあんなふうに年老いたい〜!と憧れさせ、夢を与えてくださる希望の象徴です。新聞や雑誌から、あるいは目の前に実在する輝くシニアたちをみつけるのが日々の趣味です。健康の秘訣、心の持ち方、オリジナルの習慣やポリシーを持つ生き方から、必ず学ぶことがあります。
そんななかで、最近知った著者の角野栄子さん。 小学一年生の息子の教科書に載っていた「サラダでげんき」という物語。ユーモアがピリリッと効いていて、長新太さんの挿絵とピッタリ!と気になっていたら、なんと、かの有名な「魔女の宅急便」を生んだ作家さんでございました。角野栄子さん御本人の姿をこの著書の表紙で確認して、ひと目で…好きです!タイプです!と目がハートになりました。カラフルでおしゃれ、知的。でも遊び心いっぱいのファンタジーの世界に生きておられて明るい。
いちご色のおうちに住み、庭にたわわになった酸っぱいみかんのしぼりたてジュースを毎朝飲み、庭仕事も料理も適当に、ぶらぶらとまちを散歩して行きつけのお店のひとと談笑する。 自分にとって心地のいい服や靴、鞄やアクセサリーをよく知っていて、とってもお洒落に生き生きと毎日を過ごされている。まるで、角野栄子さんご自身が絵本の主人公のようです。わたしの[輝くはつらつシニアコレクション]にまた1名の至宝が加わりました。