こんにちは!お久しぶりです、ゆかりでございます。
あっという間に3月になってしまいました。水がほどけ、硬い木の芽も緩み、日が長くなっています。もう春がそこまで来ています。とは言え、雨の日は底冷えがしますし、市内に比べて寒いのは仕方が無いですよね。さて、最近の話題と言えばなんでしょうか。やっぱりロシアとウクライナの戦争に尽きるでしょうね。我が家では毎日話題にのぼります。どうして戦争になるのでしょう?底知れぬ恐ろしさを感じます。このまま第三次世界大戦なんてなったらどうしよう…と不安が募るばかりです。もちろん1番不安なのはウクライナ国民だと思います。人間にとって一番大変で大切なのは”平和”で、どうか世界が”平和”になるよう祈るばかりです。
さて、私の1冊に入りましょう!
今回は東欧スロバキアの民話、
「12のつきのおくりもの」です。
画像を見てお気づきかと思いますがこれ、こどものとものバージョンです。私が保育園の年中さんの時に貰った本です。(20年以上前!!)母が大事に取っておいてくれたものです。
この民話の主人公はマルーシカという働き者で美しい少女です。いつも継母と継姉ホレーナに虐げられています。彼女らはマルーシカを追い出そうとして、とうとう無理難題を言って真冬の森にお使いに行かせます。昔話の定番です。マルーシカは仕方なく、泣きながら真冬の森に行きます。そして12の月の精の焚き火に出会います。そこで彼らに助けてもらうのです。美しいすみれ、溢れるほどのいちご、驚くほど美味しいリンゴ。それぞれの月の精が、マルーシカが無理難題を出される度に助けてくれるのでした。
この本の好きなところは、素敵な絵です。カラフルで細かい柄のスカート、雄々しい焚き火、コロコロしたいちごや、真っ赤に熟したリンゴ。ついついページを見入ってしまいます。私は幼い頃夜寝る前に、絵本の読み聞かせをしてもらっていました。間接照明のオレンジの明かりと母の優しい声、ページをめくる音、今でも鮮明に思い出せます。寒くて毛布の端を掴んで、母に擦り寄っていた事も、何となく思い出されました。皆さんもこんな経験あるのではないでしょうか。母や父、祖父母に本を読んでもらったり、お話をしてもらったこと。私は食い意地がはっていたので、食べ物の出てくる話が大好きでした。私にとって、かけがえのない思い出です。
母は私達弟妹の、保育園時代の絵本をほぼ残してくれています。絵本は同じ話でも色んな作画があるので、この本たちは宝物です。私はもし子供が出来たら、同じように本を読んであげたいと思っています。
それでは今回はこの辺で。
また絵本の話を書きたいと思っています。
どうか全ての人々の平穏を祈ります。
おわり