「入門 万葉集」 上野誠 筑摩書房
大学受験までは文法と作者を覚える事が万葉集におけるお勉強の主だったように思います。
この「入門万葉集」では、現代のSNSでの発信方法を古代人は歌で発信していた、そして「万葉集」はその歌を収録したアルバムのような存在であると位置付け分かり易く導いてくれます。
「天(あめ)の海に 雲の波立ち 月の舟星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」
このような分かり易い歌も高い評価を与えられているという事も紹介されていて、万葉集がより身近に感じられます。
そういえばフォークソングといわれた歌には万葉集っぽい歌詞がちょいちょい挟まれていますよね。
西野内小代