「子どものネット・ゲーム依存問題解決ガイド」 森山沙耶 Gakken
フェイスブックやインスタ、エックス等で気になったニュースや書き込みを追っていると、あっという間に時間がすぎてしまいます。ハッと気がついては、時間泥棒に自分の時間を奪われたような、なんとも居心地の悪い気持ちになります。これはいけない、と反省するのですが同じことを繰り返してしまう心弱い私です。大人でさえなかなかむづかしいネットとの付き合いですが、子どもたちとなると問題はより深刻です。
ネット・ゲームで夜更かしをしてしまい、朝から疲れた様子の子どもや、長時間タブレットに覆いかぶさるようにして黙々と過ごしている子どもをときどき見かけます。その様子に不安になることもしばしばですが、オンラインゲームやインターネットはもはや生活の中にあたり前に存在していますから、遠ざけるのはなかなか難しいのが実情です。
そもそも、ネットやゲームを使用する場合、1日何時間までなら安心で、何時間を超えれば依存症、もしくは依存症予備軍となるのか?依存に至る原因は?どのように対処すれば予防できるのか?
いろいろと知りたいことがある中で出会ったのが、この本です。臨床心理士、社会福祉士等の資格を持ち、ネット・ゲーム依存症専門の回復支援サービスにも取り組んでいる著者による、実践的な対策・予防法がわかりやすく解説されています。