「カンヴァスの向こう側」 フィン・セッテホルム 評論社
絵の好きな12歳の少女リディアは、ある日突然1658年のオランダ・アムステルダムにタイムスリップしてしまいます。
この本は美術史に基づいたファンタジーですが、リディアが出会うヨーロッパの画家たちの生活ぶりや人格が丁寧に描かれています。
フィクションとはいえ、史実に基づいているのでリディアの体験した出来事は画家たちとその作品をぐっと身近に感じさせてくれ、絵画への興味を引き出してくれました。
レンブラント、ベラスケス、レオナルド・ダ・ヴィンチ、エドガー・ドガ、ウィリアム・ターナー、ダリ。
これらの個性的な画家たちが登場します。
藤田純子