「せんねんまんねん」 まどみちお著,工藤直子編 童話屋
「あなたとお会いできてよろこんでいます」が伝わりますように、と実は少なからず揺れている心を、とりなし、とりなし笑っていると、偽善的な笑顔ではないかと不安が混じり、沈黙が苦しい。
忘れていたのに突然思いにのぼったようなことまで口をついて出て、あれっ?と苦笑い。
つられたように笑ってくれるあなたには、寛大な心をフルに使わせてしまいました。
私の大好きなまどみちおさんの詩に、
いわなかったことは
いったことの
たいがい いつも
なんばいかだ
それに いったことは
たいがい いつも
いうまでもなかったことだ
この詩がとても心にしみる。
先日新しい出会いがありました。
注:「あなた」とは、初めて会った娘の彼氏のことです。
藤田純子