もう1週間以上雨が降っているのではないだろうか。
早明浦ダムも全部のゲートが開いて、ゴオゴオという音を立てて放流している。
こんな時、停電になったら・・・土砂崩れがおきたら・・・と色々考えてしまう。
何にも防災対策をしていないけれど、唯一頼りにしているのが、アウトドアグッズ。
停電の時はランタン。ガスや電気が使えない時は、簡易のカセットガスで使えるガスバーナーが大活躍をしてくれる。
私が通っていた薬膳の学校では、「災害時に、薬膳師として私たちができること」というテーマの授業があった。
その授業以降、私も普段から常に常備しているものがある。
それは乾物。ひじきや、わかめ、切干大根。栄養満点のご馳走たち。
それを缶詰の水分で戻して、おかずの一品にするのです。
「切干大根とわかめの和え物」
材料:
切干大根・わかめ・コーン缶・シーチキン
作り方:
切干大根とわかめをビニール袋に入れる。
コーン缶とシーチキンを汁ごと加え、缶詰の水分を乾物に馴染ませるように揉み込む。
馴染んだら出来上がり。
そのままでも旨味が十分ですが、これに普段から使っているポン酢やドレッシングを加えて味をつけてもいいですね。
今回はちゃんと使いこなせるか練習に、ガスバーナーでご飯を炊いている間に、この乾物サラダを作って夕食にしました。
ちなみにガスバーナーはこんなやつです。10分炊いて、10分蒸らし。
合計20分でできました。わかりにくいですが、艶々に炊けてます!
防災グッズの中の食料だと、カップラーメンや缶詰が主流だけれど、栄養も偏ってきて体力的にも精神的にも参ってくるのではないでしょうか。
今はスーパーでも人参やいろんな野菜が入った干し野菜も売っているので、それを常備して普段から使い回し、いざという時にはカップラーメンに入れたりするのもいいかもしれません。
干し大根にはカルシウムや食物繊維もたっぷり。胃腸を整えたり、ストレスを軽減したりする働きがあります。
ひじきやわかめは、貧血予防やむくみ、血圧を上げる予防にも効果があるので、お年寄りにもとてもいい食材です。
カットした干し椎茸や干したけのこなどもいいかもしれませんね。
嶺北にはたくさんの乾物があります。普段食べ慣れてるものも使いまわしながら、防災食にしてみませんか。