「中島潔が描くパリそして日本」 朝日新聞社
儚くも美しい。この絵を見た瞬間、私の心をとらえるものがあった。それは何だろう?
言葉では言い表せない何か。その心のままを感じればいい?
中島潔の言葉に、「人の生きるさまは移ろう四季に似ている。ひとときも止まらない時の流れにすべてのものが生まれては消え、再びめぐることはない。四季もひとも千差万別で、時のひとときを彩り、笑い、想い、涙して流れてゆく。そのすべてが美しく、悲しくてきれいだ。」
15年前に買っていたこの本を久しぶりに開いてみた。
15年分の自分の変化が、絵への感受性の濃密さになった。…かな?