
土佐町の上津川地区に住んでいる高橋通世さんが、鹿の角を持ってきてくれました。通世さんは猟師であり、養蜂家であり、漬物名人であり、山の暮らしの達人です。
袋の中には大小さまざまの角が入っていました。
写真左は昨年春に生まれた鹿の角。大人の指ほどの太さで、長さは約15センチ。左から二番目は生まれてから2年目の角、左から三番目は3年目の角なのだと教えてくれました。(右の頭の骨付きの角は、編集部にあるもの)。
「左から、1年生、2年生、3年生。頭の骨付きのは、5年生ばあ。角はイタドリが生える頃(5月)に生え始めるがよ。今年の春生まれた子(1年生)が、来年こればあ(2年生)で、その次の年にこればあ(3年生)になって、4~5歳に(5年生)なったらこればあになるが。
むろんね。5年生くらいになると、体重も太いわ。体重が50キロばああるきね」

「春はやりこい(柔らかい)がね、角は。やりこいうちに喧嘩したら、角がまがっちゅう時がある。
5月ごろに角が生えはじめたら、ずうっと袋をかぶっちゅうがよ。血が通いゆうがよ。袋角(ふくろづの)いうてね、袋かぶせたのに毛が生えたようになってね、8月ごろに袋が退くわけよ。袋つけちゅうときは、角をかこうちゅうがやろうね、血が通いゆうわ」
角に血が通っているとは!そんなことは全く知らず、とても驚きました!
「また夏にとったら、見せちゃおう」
通世さんはそう言ってくれました。
いただいた角は、大切に「鹿の角ガチャ」として使わせていただきます。
通世さん、いつもありがとうございます!



