私の一冊

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

川村光代

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「光とともに… 自閉症児を抱えて」 戸部けいこ 秋田書店

土佐町みつば保育園の園長先生、川村光代さんが紹介してくれました。園長先生は当時保育園に通っていた自閉症の子の理解を深めたいと思って全巻を購入し、読んだのだそうです。
懐かしそうにそのことを話してくれた先生を見ていたら、今まで本当にたくさんの子どもたちと向き合って来たのやろうなあと、先生が見つめて来た子どもたちの姿が見えるようでした。

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私の一冊

石川拓也

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「怖い絵 3」 中野京子 朝日出版社

いきなり3を出してしまいましたが、もちろん1と2があってそれぞれとてもおもしろいです。

西洋絵画のいわゆる名作たちの、時代背景や裏の意図を丁寧に解説した、目からウロコが落ちるシリーズ。

ここに登場する絵画を集めた巡回展も開催されていたのでご存知の方も多いかもしれません。

画家がその作品に込めた思い、時にはそれは王族や権力者に弓を引くような危険な行為だったりもするのですが、文字通り命を賭けて作り上げた絵画が積み重なってできたものが現代から見る美術史なんだという、実はシンプルな事実を教えてくれます。

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私の一冊

西村満美

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「ふたりはいつも」 アーノルド・ローベル (著),‎ 三木 卓 (翻訳) 文化出版局

 

土佐町みつば保育園の西村満美先生が教えてくれた
「ふたりはいつも」。
満美先生は子どもたちのことをいつも心から大好きでいてくれる。そのことがじん、と伝わってきます。
子どもたちにはもっと伝わっているでしょう。本当に感謝しています。

劇で魔女役で出てきた先生の迫真の演技には拍手喝采でした。
いつもユーモアと笑顔を忘れない先生が、がまくんとかえるくんのお話に心を寄せるのがわかるような気がします。
この「ふたり」のユーモアは、毎日の中にあるちょっとしたことの中にも楽しみがあるんだよ、
ということを教えてくれています。

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私の一冊

川村光代

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「子うさぎましろのお話」 佐々木 たづ (著),‎ 三好 碩也 (イラスト) ポプラ社

土佐町みつば保育園の園長先生である川村光代さんが教えてくれたのは「子うさぎましろのお話」。
(この本は土佐町で焼き菓子を作っている仙田聡美さんも以前紹介してくれました。)

クリスマスの今朝、
たくさんの子どもたちがサンタさんからのプレゼントを喜んでいることやろうなあと思っていました。

いつもこの時期になると思い出す本の一節があります。

・『サンタクロースの部屋 松岡享子著』より
“心の中に、ひとたびサンタクロースを住まわせた子は、心の中にサンタクロースを収容する空間をつくりあげている。
サンタクロースその人は、いつかその子の心の外へ出ていってしまうだろう。だが、サンタクロースが占めていた心の空間は、その子の心の中に残る。この空間がある限り、人は成長に従って、サンタクロースに代わる新しい住人をここに迎えいれることができる。”

一度、心にサンタさんを住まわせた子は、サンタさんがいた空間に、自分の信じる誰かを迎え入れることができる。

それは、サンタさんからの何よりも大切な贈り物かもしれないですね。

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私の一冊

山下志保

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「サンタクロースとれいちゃん」 林明子 福音館書店

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私の一冊

山下志保

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「ズボンのクリスマス」 林明子 福音館書店

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私の一冊

山下志保

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「ふたつのいちご」 エリック=カール (著),‎ もり ひさし (翻訳) 偕成社

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私の一冊

西村満美

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「ふたりはきょうも」 アーノルド・ローベル (著),‎ 三木 卓 (翻訳) 文化出版局

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私の一冊

川村光代

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「さっちゃんのまほうのて」 たばた せいいち (著) 偕成社

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私の一冊

石川拓也

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「熊楠の星の時間」 中沢新一 講談社

 

明治期の大天才と呼ばれ、未だにその思考の深さの底が見えないと言われる孤高の博学者・南方熊楠の思考の一端を中沢新一が解説した本です。

中沢新一は熊楠関連の本を多数著していますが、これはその中でもとても読みやすい一冊。

日本全体が西洋文化をより優れたものとして吸収しようと躍起になっていた時代にあって、その博識を認められ大英博物館に自由に出入りできた熊楠が、晩年言い続けていたこと。それは、
「西洋的・科学的思考ではこの世界の仕組みを十全に説明することができない」
ということ。

それは熊楠がメインの研究対象としていた粘菌の生態が、生と死を分離して考える西洋科学の枠外にあるようなものだったのが大きな理由なのだそうです。つまり粘菌の世界の当たり前は「生きているのに死んでいる」「死んでいながら生きている」といったような摩訶不思議な状態。

そこで熊楠は西洋科学ではなく、仏教の華厳経に答えを見出します。その過程で生み出された南方マンダラは今でも多くの謎を含んでいると言われ、たくさんの人々を魅了し続けています。

うわ、長くなっちゃったし理屈っぽくなっちゃった。

最後にちょっとだけ付け加えたいことは、熊楠の面白いところは生涯一貫してアウトローの気風があるところ。日本人である熊楠に差別的な言動をしてきたイギリス人職員をぶっとばした(2度も)ことが原因で大英博物館にいられなくなるし、帰国しても出世や地位にはとんと興味がなく、在野の研究者としての生涯を全うする、そういったところも含めてとても面白い本です。

興味ある方はぜひ!

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