2017年9月

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

鳥山百合子

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「土佐の味  ふるさとの台所」 梅原真  取材,構成,デザイン (旧)高知県生活改善協会 編集 「ふるさとの台所」復刻を熱望する会 発行

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とさちょうものづくり

こうほう とさちょう 478号

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土佐町の新しい広報できました。

土佐町の皆さんにはもう届いている頃と思います。

表紙・裏表紙を「土佐町ポストカードプロジェクト」で撮影した2枚で作りました。

 

撮影場所:稲叢山  川田佳宗・川田真靖

撮影場所:台の牧場  渡貫ほの波(笹のいえ)

 

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私の一冊

藤田純子

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土佐ことば辞典」吉川義一  南の風社

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私の一冊

石川拓也

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「破天 インド仏教徒の頂点に立つ日本人」 山際素男 光文社

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笹のいえ

笹の夏休み(前編)

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夏休みに合宿型の子ども向けイベントを開催している。

数日間笹のいえに泊まりながら、日中は自然豊かなフィールドで遊び、
調理や掃除洗濯、お風呂焚きなどの家事も子どもたちがこなしていく。

このイベントの約束はひとつ。
「自分たちで決める」こと。

イベント初日。
スケジュール表とアクティビティ名や料理名の書いてある駒を用意し、子どもたちに選んでもらう。
いつ何をして遊ぶのか、何を食べるのかを子どもたちが考え、想像し、決めていく。
スタッフたちは最低限のアドバイスでサポートする。
「朝食にパンを食べるなら、前の日の晩に生地を捏ねておこう」「この日は一日中川遊びだからお昼はお弁当にしようか?」
など、子どもたちの意向を第一に、時間を有効に使えるよう調整する。

二日目以降、日中はひたすら遊ぶ。

泳いだり、釣りをしたり。地元の遊びのプロたちが講師として参加することもある。
ラフティングやSUPは毎年子どもたちに人気のアクティビティだ。またアートワークなど物つくりの時間もある。

遊び以外では、笹の暮らしを実体験する。

釜戸や五右衛門風呂で火を起こしたり、トイレはコンポスト、洗濯機は二層式、、、
自分の家とは違う、笹の「むかし暮らし」だ。

朝夕にはタスクと呼ばれる家事がある。掃除や食事作りなどをグループに分かれて行う。
最初は緊張気味の子どもたちだが、すぐに慣れる。
火起こしは好きな子が多く、お手伝いを頼むとすぐに手が挙がる。
積極的に行動する子、嫌嫌やる子、集中力も子どもによっていろいろ。
スタッフは声掛けはするが、あまりうるさく言わないように気をつけている。

たぶん、家で言われていることだろうから、高知の山奥に来てまで同じこと言われたくはない、
僕が子どもならそう思う。それより、それぞれのやりたいことをやればいい。
もし誰も料理をしなければご飯が食べられない、洗濯をしなければ明日着るものがない、
ただそういうことだ。
でも、みなお腹が空くから包丁を握るし、きれいなトイレを使いたいから掃除をする。

夜は花火や肝試しなど、キャーキャーワイワイ言いながら、あっという間に就寝の時間。

初日は、たいてい興奮していてすぐには寝ない。
夜通し起きている子もいるし、夜明け前から動き出す子も。

そうやって、子どもたちが主役の「笹の夏休み」を過ごしていく。

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私の一冊

澤田しのぶ

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「人イヌにあう」 コンラート・ローレンツ(著)小原秀雄(訳) 至誠堂

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とさちょうものづくり

とさちょうものがたりポロシャツ

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拝啓 レオナルド・ダ・ヴィンチさま

 

あなたの傑作のひとつである「ウィトルウィウス的人体図 (Uomo vitruviano)」をこのように用いたこと、心から深謝いたします。

信じていただきたいのですが、私のこの記事の目的は「ウィトルウィウス的人体図」の価値を貶めたり、嘲笑の的にしたかったわけでは決してありません。

真の目的はむしろその逆であり、あなたの「ウィトルウィウス的人体図」に表現された人体の黄金比率の美しさに、私も少しでもあやかりたいという最大限の敬意の表出として、このような(結果として)子供じみたことをしてしまいました。

というのも、この記事で紹介したい「とさちょうものがたりポロシャツ」を、あなたの「ウィトルウィウス的人体図」に着せることができた暁には、もしかしたら「とさちょうものがたりポロシャツ」もその黄金比率にあやかり美しくアピールできるのではないか、と凡夫なりに考えたわけです。つまり、便乗できたらいいなぁと。

それが浅はかな試みだったということは、私自身もすでに落胆とともに理解しています。

この試みは結局のところ、「黄金比率的に美しい人体にポロシャツを着せたら全く美しくなくなった」という結果にたどり着いただけでした。

いえ実際には「美しくなくなる」どころか、若干の変態性すら漂わせるような結果になってしまいました。

中世のフィレンツェ共和国で育ったあなたには到底預かり知らぬところではあるでしょうが、この状態を21世紀のジパングにおいては、「変なおじさん (hen na ojisan)」と呼びます。日本語です。ケン・シムラ (ken shimura)という名の偉人が世に知らしめました。

本当に申し訳ありません。無粋を承知で繰り返しますが、「ウィトルウィウス的人体図」を「変なおじさん」のように見せたくてこのような行為をしたわけではないのです。

私はただ「とさちょうものがたりポロシャツ」作りました!ということを土佐町の方々に知ってほしいという一念で、ポロシャツが最も美しく見えるにはどうしたらいいだろうか?という疑問に対する解答を探していたにすぎません。

敬意に基づく意図であっても、時に予想を大きく裏切ることがある

誰か偉い人が言ってたような気がするこの言葉を、今回は心の底から理解しました。

また、これはあなたの数多くの名言の中のひとつ。

十分に終わりのことを考えよ。まず最初に終わりを考慮せよ。

この言葉が真実を表していることをこの経験において実感しました。そしてこれからは何事に取り組む際にも、あなたのこの名言を胸に刻んでから着手することを誓います。

今回だけは、どうか笑ってお許し下さい。

敬具

 

 

 

 

 

 

少し前の話になりますが、

土佐町役場周りで「とさちょうものがたりポロシャツ」作りました。

 

左胸にはとさちょうものがたりロゴ、背中に入った数字はなんだかわかりますか?

 

 

そして、このポロシャツを発注した経緯から、「とさちょうものづくり」の新章が始まりそうな気配です。

かんたんに言えば、こういうポロシャツやTシャツ、自分とこで作っちゃったほうが楽しくない?ってことです。

遠くない将来、新たなご報告ができると思います。

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私の一冊

長野通世

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「American Nostalgia」 Norman Rockwell パルコ出版

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私の一冊

鳥山百合子

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「ちいさいおうち」 バージニア・リー・バートン (著, イラスト), 石井 桃子 (翻訳) 岩波書店

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