2020年11月

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

西野内小代

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「大統領の陰謀」 ボブ・ウッドワード, カール・バーンスタイン 常盤新平訳 早川書房

1972年アメリカでの政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」を報道し、ピュリッツァー賞に輝いた調査報道の全記録です。

民主党本部での盗聴侵入事件に端を発した醜い選挙争い、その全貌を追及していく細やかな取材、事実のみを積み重ねていく追及心、ホワイトハウスを敵に回し真実を追い求める姿勢に敬意を表します。

謎に包まれた内通者(現在はご本人が名乗り出られて実名が判明しています)の存在も不気味です。

史上唯一現役大統領を任期途中で辞任に追い込んだ2人の記者、現在はトランプ大統領との闘いに挑んでいるそうです。

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2020 Oct.

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宮古野 | 山中愛依・楓里

 

場所は宮古野地区、白髪神社の参道です。後ろに鎮座しているのが御神木。

10月のある日、町のあちこちで咲き繁っていたコスモスを束にして、山中愛依ちゃんと楓里ちゃんの姉妹に持ってもらって撮影しました。

ふたりとも元気いっぱいでコスモスを持ったまま走りまわり遊びまわり、見ているこちらまで元気をもらえるような撮影となりました。

撮影協力(コスモス)‥久野兆佳さん

 

 

 

 

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私の一冊

浪越美恵

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「置かれた場所で咲きなさい」 渡辺和子 幻冬舎

この本が、私が読んだ渡辺和子さんの本の二冊目ですが、最初のベストセラーだそうです。

置かれた場所で咲く事は、簡単な事ではないと私は思います。置かれた場に不平不満を持ち、他の人の出方で幸せになったり不幸になったりしては、私は環境の奴隷でしかない。どんな所に置かれても、そこで環境の主人となり自分の花を咲かせよう、それは「私が変わる」ことによってのみ可能でしたと、書かれていました。

でもやはり、私はむずかしいと思うのです。

 

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ほのぼのと

ミッコ

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「ミッコと呼んで!」

小学校5年生の時に転校してきた「ミッコ」は、開口一番、こう言いました。

出会いは、この一言から。

以来60年。ずっと同級生のまんまです。(当然のことですが…。)

二人とも、同じ中学校に進学、部活はバレーボール部でした。おもいっきりがよく、はっきりとしている「ミッコ」はエースアタッカー。どちらかと言えば、調整型の私はセッター。

当時は、体育館など無く、外での練習や試合でした。上は白いジャージに、下は黒の提灯型のブルーマーで、日に焼け、真っ黒になりながらの練習。それに加え、当時の先生が、あろうことか、日本が考案した「回転レシーブ」などをとり入れたものだから、背中も土で真っ黒。私は、真っ黒になりながら、「ミッコ~!」と呼び続けていました。

しかし、中学校を卒業すると、進路が分かれ、二人はしばらく遠ざかることとなりました。

…が…

再び、私は「ミッコ~!」と呼び続けることに…。

二人とも、地元で結婚し、同じ「ママさんバレー」を楽しむこととなったのです。「ミッコ」がエースアタッカー、私はセッターという構図は、中学生の時と同じです。いろんな大会に出場し、勝ったり、負けたり、多くの楽しい時を過ごしました。

その後、ミッコは、JAでの仕事。私は、自営業で、子育てと、仕事に没頭する毎日を経て30年。今はもう孫がいる年代になって、身体を思う存分使っての趣味が難しくなってきた今、「青木幹勇記念館」でのいくつかの教室、アップリケ教室や、ソロバン教室にカゴ作り教室などで、今度は静かに、「ミッコ」と呼び続けています。

 

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判型:A3変形 13ページ 定価1,500円

各ページの右隅には3施設のロゴが入っています。赤いロゴがその月の制作を担当した施設です。

 

販売開始です!!

 

かねてからお知らせをしていました「2021年カレンダーTOKUBETUHEN」、印刷製本が無事完了し、とうとう今日11月2日より販売を開始します。

以前の記事の繰り返しになりますが敢えてもう一度。このカレンダーは、高知県嶺北地方の3つの障がい者支援施設のメンバーさんたちが描いた数字や文字で構成されています。

3つの施設とは、どんぐり(土佐町)・しゃくなげ(本山町)・ファースト(大豊町)。各施設のメンバーさんが腕をふるって描いた数字、ちょっと楽しくないですか?

 

大豊町ファーストでの製作の模様

 

 

気になるお金の流れ

あなたがこのカレンダーを一冊買った場合。

定価は1500円(税込)です。そこからまず、200円(①)が「寄付」としてプールされ、総額が3分割された上で上記の3施設に渡されます。

そして別に130円(②)が販売した施設の元へ。

そして残った金額が来年度(2022年度)カレンダーの制作費に回されます。

*別に原稿料として各施設に¥20,000-がお支払いされています。

 

 

「カレンダーを買ってください」ではなく‥

この記事の趣旨は、「カレンダーを買ってください」ということでは、実はありません。

カレンダーの製作販売はあくまで表向きのもの。本当の目的は「彼らをサポートする仕組みにお金を出してください」ということ。

各障がい者支援施設のメンバーさんの力を発揮して作ったモノを買ってもらい、それが直接的に彼らの収入に繋がる。カレンダーの製作販売はその一例にすぎません。

 

 

 

ご注文はこちらへ!

まずは嶺北の3施設。どんぐり(土佐町)・しゃくなげ(本山町)・ファースト(大豊町)へ、電話で注文をお願いします。

●れいほくの里 どんぐり 高知県土佐町田井1488-1  電話  0887-82-2550(受付10:00~16:00  水・土・日・祝は休み)

 

●障害者支援施設 しゃくなげ荘 高知県本山町北山甲303−1    電話 0887-76-2811(受付 8:30~17:15 土・日・祝は休み)

 

●労継続支援B型ワークセンター ファースト
高知県長岡郡大豊町高須231    電話0887-72-1570 (受付 8:30~17:30  土・日・祝は休み)

 

もちろん、とさちょうものがたり編集部とネットショップでも。遠方の方はぜひネットショップで!*送料無料です。

●とさちょうものがたり編集部(来訪される際にはご一報ください)

●とさちょうものがたりネットショップ

画像をクリックするとショップのページにとびます。

 

 

そして高知の本屋さん。

●金高堂書店  本店  〒780-0841 高知県高知市帯屋町2-2    電話  088-822-0161

 

●高知蔦屋書店       〒781-0084 高知県高知市南御座6−10 電話 088-882-5544

 

●TSUTAYA中万々店    〒780-0972 高知県高知市中万々809   電話   088 -875 -0320

 

このカレンダーが多くの人の元へ届きますようにと願っています。

今後、販売場所がさらに増える予定ですので、またお知らせします!

 

 

 

 

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