「ふたりからひとり ときをためる暮らし それから」 つばた英子・つばたしゅういち 自然食通信社
この本に出会ったきっかけは、このお二人の生活をドキュメンタリー映画にした「人生フルーツ」を見た事でした。
本を売っていたので早速購入し、この「ふたりからひとり」は二冊目でした。
お二人は80代と90代という高齢ですが、日々を仲良く大事に大事に過ごされ、自然農法で野菜を作り、奥さんの英子さんは、ほとんどのお料理を手作りされています。
英子さんは「料理を作ることで、いつも心穏やかでいられる。私を支えているのは、台所じゃないかと思います。」と書かれています。本の中には、英子さんのお料理のレシピもたくさん入っています。
「ふたりからひとり」の題の通り、ご主人のしゅういちさんが亡くなるのですが、英子さんの言葉。
「誰かの為に何かやれることを探し、人の為にやる以外、私の生きる道はない。とにかく前向きにやっていかないと、自分はやっていけない」とあります。
映画の通り、ほのぼのとした本ですが、いつも前向きで、かわいらしい英子さんに拍手です。