地図上で土佐町を見て左上の位置に稲叢ダムがあります。
町中心部から向かった時に、黒丸とアメガエリの滝を通り越し、稲叢ダムの手前にあるのが「一の谷」。
地元の方に聞くとここは昔、石切り場でありました。
削り出された石や岩は、ロックフィルダムという石を積み上げて作る工法で建てられた稲叢ダムの建材になったそうです。
ダムの工事が終わった後、一の谷に少しずつ桜の木を植え始めた人がいました。谷種子さんというその方は、毎年休むことなく桜を植え続け、今年で24年が経つそうです。
標高が高いので、町中心部とは3週間ほどの時期の差があります。この写真を撮影したのは4月25日。
「植える人」がいてくれたから、一の谷はこの時期にも桜が楽しめる場所になっています。谷種子さんのお話は、また改めて記事にしたいと思っています。
ふたつの小さな後ろ姿は、長野恵弦くんと桃也くんの兄弟です。