「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー 2」 ブレイディみかこ 新潮社
「僕」は13歳になった。
労働者階級の父親と日本人の母親とのイギリスでの3人暮らし。この本の1の時はカトリックのいいといわれる小学校に通っていた僕が、地域の中の、元底辺と言われる中学校に入学することを決め、迷ったり悩んだりしながら果敢に前を向いていく様子だった。
2では荒れていた地域も少しずつ、いい方向にかわってきている。中学生の多感な時期に絶えない問題につきあたりながら、自分で考え選び大人への階段をのぼっていく。親離れの季節がやってきた僕と衝突しながら見守っている両親。
親子の成長物語です。