「ロザムンドおばさんの贈り物 」 ロザムンド・ビルチャー著, 中村妙子訳 朔北社
先入観なしに図書館で勧めていただき、手に取ったこの本は、7つの短編の物語でした。
イギリスの作家ロザムンド・ビルチャーの女性らしい細やかな描写と、何が始まるのかというワクワク感で読んでいるうちに素敵な結末を迎える。どの物語も 日常起こりそうであるけれど、 奇跡のような心に残る終りを迎える。
7の短編の中で、私は「忘れられない夜」が好きだ。おっちょこちょいの主人公に私がオーバーラップして、ドキドキハラハラ。ある夜の来客にとまどい、アッパレなおもてなしにヤッターとハイタッチしたい。とても共感できる物語でした。
他の6つの物語も、 登場人物がそれぞれに個性的で魅力がありました。起こってしまった事件にも、 心あたたまるストーリーがあり、 一気に引き込まれてあっと言う間に一冊読み終えました。
忙しい方も午後のひとときのティータイムに、手に取ってごらんになってはいかがでしょうか?