石川拓也

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

川原将太

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「アルケミスト~夢を旅した少年~ 」 パウロ・コエーリョ著 角川文庫

 

『幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のこと(自分にとって一番大切なもの)を忘れないことだよ』 羊飼いの少年が旅をしながら、人生の真理を探す冒険記。

人生の道のりを砂漠の旅にたとえ、困難や誘惑を乗り越えるお話。

〝ボクの話だ!〟 はじめてこの本を読んだとき、そう感じた。
僕が普段考えてることが、物語にされている。そう思った。
困難や誘惑。前兆を正しく読み取ることなど、〝人生の旅〟に役立つ知恵が盛り沢山。
旅人やヒッピーのバイブルとも言える、世界的ベストセラー作品。

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土佐町ポストカードプロジェクト

2018 Mar.

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地蔵寺 |  森岡藍

 

 

小さなお地蔵さま、森岡藍ちゃん、1歳。

たぶん大きくなったときに思い出すかもしれない。

いつでも抱えられるように、お父さんがすぐ後ろに隠れていたこと。

前に落ちないようにお母さんが目を離さなかったこと。

忘れちゃうかもしれないけど笑

 

 

 

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とさちょうものづくり

パレットサインを作ろう! その2

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以前作った土佐町パレットサイン、今回はシルクスクリーンで作ろうと思います!

 

↓これが以前デジタル彫刻で作ったもの。

土佐町パレットサインを作ろう!

 

今回、材料はまたしてもパレット。というか材料がパレットなので「パレットサイン」なのです。

これを使います!

 

今回は「とさちょうものがたり」のサインを作ります。これがシルクスクリーンの版。

 

インクは木材用のインクです

 

 

できた!! シルクスクリーンの工程はあんまり説明いらないですね。

ポイントは、

⬜︎もらいものの使い古しパレットなので原価は0円・リサイクル。焼却予定のパレットが看板に変身します!

⬜︎服と違い、木材は失敗してもやり直せる。ヤスリで削ったりできるので。

⬜︎版が壊れるまではいくつでも作れます。

⬜︎どんどん量産して、土佐町のあちこちに置きたいと思っています。うちに置いてもいいぞ!って方はぜひご連絡ください。

2枚合わせてAサインにした図

 

 

興味ある方はぜひ一緒にやりましょう〜。

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4001プロジェクト

和田佐登美・芙美子 (和田)

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今回は、和田地区の和田さんご夫妻。(ちなみに土佐町には和田さんが多いです)

和田佐登美さん・芙美子さんのご夫妻は、山深い和田地区の中でも奥の方に住んでいる。

山の暮らし、山の人。

山の人の暮らしは季節と共にある。
だから小春日和のこんな日は、なんだか二人とも嬉しそうなのです。

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4001プロジェクト

石川直・咲・吾朗・寛大・すみれ

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今回は、田井に住む石川さんファミリー。

撮影場所は高峯神社のてっぺんです。

ある晴れた日の午後、登山道のような高峯神社の山道を一家でヨイショヨイショと登ったところで撮ったのがこの一枚。

ポストカードにはお兄ちゃんふたりの駆け回る後ろ姿が写っていますが、その後ろで見守っているこの3人もいてくれて初めて撮れた写真です。

2018 Feb.

 

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4001プロジェクト

澤田しのぶ

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しのぶさんは、土佐町が誇る銘酒、桂月の女将的存在の人です。

桂月の創業者の直系。そして2頭のゴールデン・レトリバーと暮らす大の犬好き・動物好き。

「私の一冊」に登場していただいた時も、愛読書は動物の本や写真集でした。

2017年6月、インド仏教指導者である佐々井秀嶺さんが土佐町を訪れた際には、しのぶさんにいただいた鮎をご一行に食してもらいました。佐々井さん、とても美味そうに鮎を丸かじりしていました。

とさちょうものがたり、しのぶさんに陰に陽にとてもお世話になっています。

土佐町に数人いる、僕が全く頭の上がらない人、のうちの一人です。

 

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キネマ土佐町

キネマ土佐町・夏

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「キネマ土佐町」の最終章「夏篇」を公開します。

祭り、山、川遊び!土佐町の夏、かなり楽しいです。土佐町に来て季節が一回りして、夏が一番好きかも。

2016年の「秋篇」から始まり、これで季節4本分が揃いました。

これにてシリーズ完結とさせていただきます!

言うまでもなく、この4本を作るにあたって、土佐町のたくさんの方々に助けていただきました。

出演いただいた方々、毎回上映のときに見に来ていただいた方々、町のことをいろいろと教えてくださった方々、この場を借りて感謝を伝えたいと思います。様々な形で応援していただいた方々がいなければ、この4本は完成しなかったのは間違いありません。ありがとうございました!

 

それから忘れてはいけないのが、音楽。

4本とも個性的で素晴らしいミュージシャンが曲を提供してくれています。

 

「秋篇」 Paco Montalvo (スペイン) “Oriental”

「冬篇」 Macfeck  (ヨーロッパ混成バンド) “Shlofn”

「春篇」 Stringspace String Quartet (オーストラリア) “Canon”

「夏篇」  Aston Band (オーストラリア)  “Viva La Vida”

 

毎回、音楽選びにはかなり悩みました。可能な限りたくさんの曲を聴き、そして心に決めた曲を弾いているミュージシャンに「ムービーに使っていい?」と直接聞いてみる。

聞いてる本人が意外なほどに皆さん快くオッケーしてくれました。中には「僕たちの国に来て一緒に仕事しよう!」と誘ってくれるミュージシャンもいて、とても励まされる経験でした。

良いものを作りたい!という彼らの気持ちが「キネマ土佐町」の大きい要素になっていることは言うまでもありません。

遠く海を離れたそんなミュージシャンたちにも大きな感謝を伝えたいと思います。

 

それから以下に完成版「キネマ土佐町」の3篇もまとめて紹介します。完成版、と書いているのは4本が揃ったときに(つまり最近)、微修正・微調整を入れたから。

シリーズ合わせて、10年20年と長く観られるものになっていって欲しいと思います。

 

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4001プロジェクト

筒井政利・重子 (地蔵寺)

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地蔵寺の筒井さんご夫妻。

川沿いの日当たりの良いお家に住む、とても穏やかで仲の良いご夫婦です。

夫の政利さんは、15才で志願して海軍の海兵となり、軍艦の乗組員でした。

3度目の航海。フィリピン沖で米軍の爆撃を受け、負傷し意識を失い、気がついたらマニラの病院のベッドに横たわっていたそうです。

右頬に重傷を受け、命からがら日本に搬送された後も長い入院生活。

高知に帰ってきても手術を繰り返し、なにかとご苦労が絶えなかったそうです。すれ違いざまに顔の傷を笑われたこともあったとか。

 

この撮影の日は、春の訪れを告げるようなぽかぽかと暖かい日差し。

おやつにミカン、まんじゅう、熱いお茶。夫婦仲良く2ショット。

あのとき軍艦の甲板で燃えさかる爆撃に怯えていた少年に、今日のこの穏やかな日常を伝えてあげたくなりました。

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2018 Feb.

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高峯神社 | 石川吾朗 寛大

今回は「高峯神社」。

峯石原の上、安吉(やすよし)という集落にあるこの神社、鬱蒼とした森の中、長い山道のような参道が一本山頂まで延びています。

光は柔和、空気は清涼、苔はフカフカ。洗い清められる場所。

うる覚えなのですが、これは以前耳にした伝説。
「その昔、宇佐(土佐市)の海の沖に竜が居座ったことがあった。漁師たちは魚が獲れなくなりたいへん困り、海の神様に相談に行った。海の神は民の声を聞き、竜に近づき、おもむろに蹴っ飛ばした。それでようやく民は魚を獲ることができるようになった。めでたしめでたし。この竜がいたところ、それが現在宇佐町の竜という地名になっている。」

そしてこの竜が蹴っ飛ばされて飛んできた先がこの高峯神社なのだそうです。

今回の写真に話を戻すと、2人の子供は石川吾朗くん寛大くん兄弟。
子供たちにとってはどこでも遊び場所。
「トトロはどこ〜?」と元気よく走りまわってくれました。

 

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4001プロジェクト

大原哲男 (桂月)

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土佐町の誇る日本酒「桂月」。

土佐町に来たら誰しもが飲むと言っても過言ではありません。金杯・銀杯・生原酒・ゆず酒・それから世界に名が響く発泡日本酒「匠(じょん)」まで多彩なお酒が揃っていて、見るだけでも得も言われぬ幸せな気分に浸れます。

その桂月の杜氏さんがこの方、大原哲男さん。

写真でも伝わるでしょうか?まさしく「職人」の雰囲気を纏ったまさにこの人が、桂月の味を作っています。

次から桂月を口にするときは大原さんのお顔が頭に浮かぶことでしょう。

 

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