石川拓也
“4,001”
土佐町の現在の人口です。(2017年6月末時点・土佐町公式サイトによる)
注:土佐町の総人口が3,997人(2017年4月末時点)から4,001人(6月末時点)に増加したことに伴い、当プロジェクト名も「4,001プロジェクト」に変更になりました。
“4,001プロジェクト”は土佐町に住む人々を、全員もれなく、写真家の石川拓也が撮影する計画。
念のため書いておくと、「全員もれなく」…あくまで目標です。
土佐町の人口の増減によって、タイトルもたまに変わります。 (敬称略・撮れたときに不定期更新)
川村雅士 (宮古野)
[動画] 佐々井秀嶺さんが土佐町にやってきた!
Vol.1 ラヨシュがやってきた

Lajos Gyokos | ラヨシュ・ジョコシュ
受け継いできた伝統を大事にしながら、新しい視点を尊重し、さらに融和を図るというのは、簡単そうに思えてじつは難しいことだ。
縁もゆかりもない土地に移り住んできた移住者たちのフットワークの軽さもたいしたものだが、彼らを積極的に受け入れている嶺北の人々は懐が深いのだろう。
異なる価値観が交わったとき、そこには新たな文化が発展する土壌がつくられる。
2017年4月から土佐町で暮らし始めたラヨシュ・ジョコシュも、嶺北に移り住んだひとりだ。1980年6月4日うまれの37歳。中央ヨーロッパに位置するハンガリーからやってきた。
ハンガリーは、西はオーストリアとスロベニアに接し、北はスロバキア、東がウクライナにルーマニア、南はセルビアとクロアチアに囲まれた内陸国で、日本との時差はマイナス7時間。
日本からの直行便はなく、成田空港からだとヨーロッパ経由で約16時間から20時間前後かかる。
はるか遠きハンガリーからラヨシュがわざわざ嶺北にやってきたのには、もちろん理由がある。
この地にカヌー文化を根付かせるために、はるばるやってきたのだ。
「ハンガリーではカヌーは国民的スポーツ」
「ハンガリーではカヌーは国民的スポーツなんです。街ごとにカヌークラブがあって、私も小学生のときにカヌーを始めました。
私が入ったクラブでは、最低でも200メートルを泳げないとカヌーに乗せてもらえなかったから、まずはドナウ川でスイムをマスターするところから、私のキャリアはスタートしたんですよ(笑)」
(敬称略)
つづく
文:芦部聡
誰でも作れる土佐町の名刺
土佐町役場の新しい名刺を作りました。必要な方はどなたでもこのデザインを使用できます。

撮影:石川拓也 デザイン:品川美歩
6種類の風景はすべて土佐町の風景です。今後も、不定期に新たな写真にリニューアルします。
各写真の撮影場所は以下の通りです。
- 陣ヶ森
- 笹ヶ峰
- さめうらダム湖
- 稲叢山
- 瀬戸川渓谷
- 南川
土佐町に関連する方はどなたでもこのデザインをご使用できます。
- 高陽堂印刷さんにファックスまたはメールで発注します。(Fax:088-880-8899 メール:info@koyodoinsatsu.com)
- 1~6のいずれかご希望のデザインを選びます。
- 名刺に入れたい会社名やお名前、ご住所などの文字情報を伝えます。*文字情報以外のデザイン要素(写真とロゴ)の変更は受け付けていませんので予めご了承ください。
- お支払い方法は以下の2通りです。A,銀行振込でのお支払い(前入金) B,ご来社でのお支払い
- 価格は以下の通りです。名刺印刷:1デザイン
100枚:3,000円
200枚:4,000円
300枚:5,000円
400枚:6,000円
500枚:7,000円
※送料・消費税別途 ※制作費込(名前・住所・社名)※用紙:ミセスB スーパーホワイト 180kg
キネマ土佐町 冬
町内では2017年3月に公開した「冬編」
高知県のイメージは冬も暖かい南国のイメージですが、土佐町のある嶺北地方はひと味違います。
山深く雪の多い土佐町の冬。そこには凍りつくような美しい暮らしがあります。
音楽はヨーロッパの様々なミュージシャンが集まった混成バンド、Macfeck。
ヨーロッパの伝統的な民族音楽を奏でるこのバンドの曲”Shlofn”は、高地ドイツ語とヘブライ語が混ざり合った方言である「イディッシュ語」の古い子守唄です。
イディッシュ語はいわゆる「失われゆく言語」
戦争で多くのドイツ系ユダヤ人が迫害され殺害されたために、現代では話せる人が極端に少なくなってしまった言葉です。