石川拓也

“4,001”

土佐町の現在の人口です。(2017年6月末時点・土佐町公式サイトによる)

注:土佐町の総人口が3,997人(2017年4月末時点)から4,001人(6月末時点)に増加したことに伴い、当プロジェクト名も「4,001プロジェクト」に変更になりました。

“4,001プロジェクト”は土佐町に住む人々を、全員もれなく、写真家の石川拓也が撮影する計画。

念のため書いておくと、「全員もれなく」…あくまで目標です。

土佐町の人口の増減によって、タイトルもたまに変わります。  (敬称略・撮れたときに不定期更新)

4001プロジェクト

川村英子 (上ノ越)

土佐町に「上ノ越(うえのこし)」という集落がある。

石原から黒丸に向かう道の、ちょうど中間点あたりに位置している。

集落というのは昔の話で、今ここには英子(てるこ)さんという92歳のおばあちゃんがひとり住むだけになっている。

2016年の夏の終わりに土佐町に来てから僕は、町内の眺めの良い場所を毎日のように探して周った。撮影のためだ。

気に入った場所がいくつもできて、そんなところには時間を変えて何度も訪れたり、季節が変わるとまた訪れるというようなことを繰り返していた。

英子さんの家の前は僕にとってちょうどそんな感じで、玄関を出るとすぐ目の前には遠くまで山々が連なり、秋から冬にかけては雲海が濃く立ち込める。腰を据えて三脚を立ててシャッターを押したくなるような土地だった。

僕は度々英子さんの家の前をお借りして、刻々と変わる風景を写真に収めた。英子さんはその度にイヤな顔一つ見せずに、どうぞどうぞとニコニコ軒先を貸してくれた。

そうやって僕は風景を撮りながらも、4001プロジェクト、「土佐町の全員を写真に撮る」というこの計画のために英子さんに、写真を撮らせてもらっていいですか?とお願いしようと何度か思い、その度に「もう少し仲良くなってから」「急に言っても驚かせてしまうかも」と心の中で思い、ただなんとなく先延ばしにしてしまっていた。

 

 

2月に、訃報を聞いた。

黒丸のりょうさんの車に乗っていた時で、英子さんは先月亡くなったんだよ、と聞いた。息子さんが町に住んでいて毎日のように通ってくるんだが、そうやって息子さんが訪れた時にはすでに亡くなっていたらしいんだ、と。

英子さんは上ノ越からいなくなってしまった。

英子さんがいなくなった上ノ越は、今はもう誰も住んでいない。

僕は英子さんを撮影できなかった。

それがただ悲しい。

石川拓也

 

とさちょうものづくり

こうほう とさちょう

撮影場所:高須  鈴木愛音 鈴木美風

 

撮影場所:和田

 

土佐町は広報を年5回作成します。

この夏の発行は7月20日。

表紙、裏表紙を装いを新たにしました。いかがですか?

時間をかけて、内容もさらに良いものにしていきたいと思っています。

文:石川拓也

 

4001プロジェクト

和田修一 (田井)

4001プロジェクト

川村柚葉 (大渕)

とさちょうものづくり

土佐町パレットサインを作ろう!

 

「パレットサイン」という名前は勝手につけました(笑)

「パレット」というのは倉庫なんかで荷物を移動するときのあれ、ですね。

 

誰もが見たことある典型的なパレット

 

このパレットを使った、カッコよい看板をふと見つけてしまいまして。

昨冬、訪れた土佐山アカデミーでの話です。

この土佐山アカデミーというのは土佐町のお隣の土佐山村というところにありまして、「なにやら面白そうなことをしているな〜」というのは僕が高知に移住する以前から思っておりました。

 

 

土佐山アカデミーは、次の100年のために、地域の資源を活かし、新たな出会いやアイデアを育む、学びの場です。ー土佐山アカデミーウェブサイトより

 

とにかくいろんなことをしているという印象で、それも頭の柔らかい遊びをしているようで楽しそう。

今年の2月に初訪問する機会があり、そこで見つけてしまいました。

 

 

これ。土佐山アカデミーの看板。見ると明らかに使い古しのパレットを使って上手に作ってます。

その発想も、リサイクル材を使って自然に出る味も好き。

「あ、これいい!」とその瞬間思い、次に「マネさせてほしい!」と考えました(笑)

そこで登場。土佐山アカデミーの吉冨さん。

 

 

役職は、、ボス?

その場でいろいろ教えてもらって、そのうえ翌月にさらに詳しい作り方を教えてもらいました。

そして、こないだ5月のこと。

「一緒にパレットもらいに行きましょう!」という吉冨さんのお誘いを受け、高知市内に軽バンを走らせました。

テンション上がって、そこでの写真をうっかり撮り忘れたのですが、ちゃっかり10枚ほどの使い古しパレットをもらうことができました!

 

もらった時に撮り忘れたので土佐町役場の倉庫で撮影

 

さて、これをどうしよう。

土佐山アカデミーのようにシルクスクリーンで作る方法も試したい。

それから土佐町が誇るスゴ腕職人さんたちとも一緒に遊びたい(笑)

そこで登場。和田修一さん!さめうらこむ

 

この修一さん率いるさめうらこむ、自然の素材そのものを活かした木工加工を得意としています。

僕の家から歩いて3分。特に丸太をスライスして磨いてどーんという技術が大人気。

こんな記事も。

 

修一さんと裕未ちゃんにお願いして、「土佐町ゆるロゴ」をパレットに彫り込みます。

そこでデジタル彫刻機の出番!

 

パレットのサイズを測って、PC上でロゴを置いてシミュレーション。もう少し小さく、もう少し上に、と微調整のあと、ついに「彫り」が始まります。

パレットはなかなかサイズが大きいので、けっこう時間がかかります。

ゆっくりゆっくり姿を表す土佐町のロゴ。

 

 

ちょっとずつ彫られる工程がおもしろくて、ついつい見入ってしまったのですが、気づいたら1時間54分経っていました。

 

 

そしてついに完成!土佐町パレットサイン(名前は勝手につけました)。

 

 

どうですか?いいでしょ?これ、時間が経てばまた味が増して来る(と思います)。

完成したのは6月19日のこと。さっそく6月21日に開催された「佐々井秀嶺 講演会」の入り口でお披露目です。

 

 

このパレットサイン、いまは役場玄関に置いてあります。

もし必要な方は言っていただければ貸し出しします。イベントなどに使ってください。

今後もパレットサインは増やしていく予定です。

たくさん作って町中に置きたい笑

土佐町パレットサインの貸し出し

  • 無料です。
  • 営利非営利に関わらず、土佐町関連のイベントなどにご使用いただけます。
  • 場合によってはご希望に添えない場合もございますので予めご了承ください。
  • お申し込みは、当サイトの「お問い合わせ」からメールいただくか、土佐町役場総務企画課(0887-82-0480)までお電話ください。

 

土佐町ゆるロゴのダウンロードは以下からできます。

 

4001プロジェクト

澤田泰年 (大渕)

4001プロジェクト

川村雅士 (宮古野)

 

6月21日に開催された「佐々井秀嶺 講演会」には、町内外からたくさんの方々にご参加いただきありがとうございました。

宿毛や四万十など高知県内はもとより、九州や名古屋からも参加いただいた方々がいらっしゃったと聞き、佐々井さんもお喜びになられていました。

「佐々井秀嶺さんが土佐町にやってきた!」は、佐々井さんが土佐町に滞在された21日と22日の模様をまとめまた30分ほどの動画です。

講演会自体のものは少なめに、舞台裏を中心にしましたので、講演会をご覧になった方々にも新鮮なものになっていると思います。

(石川拓也)

 

製作・編集:石川拓也  音楽:西村ユウキ

土佐町ポストカードプロジェクト

2017 May

高須

4001プロジェクト

澤田清敏・いち子 (高須)