大渕はさめうらダムを見下ろす山に位置する集落です。
長いこと大渕の住民は2世帯でしたが、数ヶ月前からもう一世帯が住み始め、3世帯になっています。
その新たな家族の子供たちが、この写真に写っている3姉弟。細見芽生ちゃん、果生ちゃん、根生くんの3人です。
撮影場所は大渕のご自宅のすぐ近く。毎日この風景を見て暮らすということが、なんとも豊かに感じられますね。
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掲載開始日
図らずもTPP。あっちのTPPではありません。
土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。
2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。
各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。
今年もやります!2022年のカレンダー製作。
嶺北の障がい者就労支援施設、「どんぐり」「りんどう」「ファースト」の3施設が参加し製作するカレンダー、2022年版の製作が始まっています。
※↓以下のリンクは2021年版のものです。
今回の記事は大豊町ファーストで行った作業の模様のご報告です。
壁には昨年作ったカレンダーが。
2021年9月30日、大豊町ファーストで制作を行いました。
昨年はみんなにとって初の試みだったわけですが、今回は2度目。
みんながイメージを共有できてます。着々とスムーズに進んでいく製作作業。
「水」曜日の文字も描いてもらいました。
今回初めての新たな試みが二つ。「葉っぱ」と「ヒモ」です。
新たな素材を自由に使用して、様々な数字を作っていきます。
独創的でおもしろい数字がたくさんできました。カレンダーではどうしても2色になってしまうのですが、本当はカラーのまま使用したい!
今回のご報告はここまで。現在、製作は順調に進行中です。予定では11月初旬または中旬には完成、販売開始という運びです。
今回は大豊町ファーストの製作現場をご紹介しましたが、もちろん土佐町のどんぐり、本山町のしゃくなげ(りんどう)も製作していますので、それはまた次回の記事でご紹介したいと思います。
先日公開した記事「川村長康さんの場合」でさめうらダム建設当時のお話を伺った、川村長康さんからお借りしたアルバムの一枚。
ダムが!途中!作りかけ!
土台が完成したくらいの時期でしょうか。ちなみに早明浦ダムは1966年(昭和42)に着工し、1972年(昭和48)に完成しています。なかなか貴重なタイミングでの一枚と思います。
この見事な木を見てください!
これは土佐町の川村雅史さんが撮影した、柿の木の写真です。雅史さんは現在83歳。土佐町の早明浦ダムの底に沈んだ、柿の木地区に住んでいました。
柿の木地区には、一本の大きな柿の木がありました。
それはもう見上げるような大木で、甘くて美味しい実がたくさんなったそうです。この柿の木からあったことから、この地は「柿の木」と呼ばれるようになりました。
写真の木のそばに立っている男性は、川村かいじさん。同じく柿の木地区に住んでいた人だそうです。写真を撮るためにわざわざ着替えに帰り、おしゃれをしてやって来たのだとか。当時は写真を撮ってもらうことは、特別なことだったのでしょう。
写真の柿の木は、幹が真ん中で分かれています。梯子をかけてそこまで登り、夢中で柿の実を収穫したそうです。でもそれ以上登ることはとても無理、高いところの柿は泣く泣く諦めたそう。木の下では、指をくわえた子どもたちがうらめしげに見上げていたかもしれませんね。
この柿の木は、柿の木地区がダムの底に沈む前に枯れてしまったそうです。