さいさい
副詞
意味:たびたび
例文: ハイハイでさいさいきや〜 (ハイハイでまたきてね〜)
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「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、高知県嶺北地域の3つの障がい者支援施設と「とさちょうものがたり」編集部が一緒に作ったカレンダーです。
とさちょうものがたりが取り組む「シルクスクリーン」を通してご縁ができた3施設「どんぐり(土佐町)・本山育成会しゃくなげ(本山町)・ファースト(大豊町)」のメンバーさんたちが数字を描きました。
「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、印刷の職人さんたちの厳密な校正作業を経て、印刷本番の工程に入っています。
印刷を担当していただいている高知市の弘文印刷さんにお邪魔して、工程の一部を見学してきました。
弘文印刷さんの作業場です。巨大なオフセット印刷機からジャカジャカ印刷物が生み出されます。
山が4つあるのが見えますが、4色で刷る際にはこれが4つともフル稼働。今回のカレンダーの場合は2色刷りですので、2つの山を稼働させます。
この山は黒インクを刷る山です。そこに黒のための版を設置しています。神経を使う丁寧な作業が続きます。
テスト印刷して、設定がおかしくないことを確認したらあとはジャカジャカ刷っていきます。その模様が以下。3施設のみんなが作った数字がこうして来年のカレンダーになっていきます。
まだ正確な日程は決まっていませんが、これを書いている10/19の午後には全ての印刷が完了しているはずです。あとは裁断と製本を残すのみとなりました。
発売の際にはもちろんこのウェブサイトでご報告します!ぜひ楽しみにしていてください!
「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、高知県嶺北地域の3つの障がい者支援施設と「とさちょうものがたり」編集部が一緒に作ったカレンダーです。
とさちょうものがたりが取り組む「シルクスクリーン」を通してご縁ができた3施設「どんぐり(土佐町)・本山育成会しゃくなげ(本山町)・ファースト(大豊町)」のメンバーさんたちが数字を描きました。
「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、現在印刷の仕上げ段階に入っています!
印刷を担当していただくのは、高知の与力町にある弘文印刷さん。今日は、その弘文印刷さんの工場での本紙校正に立ち会ってきました。
本紙校正というのは、実際にカレンダーに使用する用紙にテスト印刷を行い、細かな色の指定を行っていく作業のことです。
こういった微妙な差異をどう考えていくか? 職人さんと一緒に見せてもらいながら、必要ならこちらの要望も現場で伝えていきます。(とはいえ今回は完全に職人さんにお任せ状態でした)
こうして関係者の確認作業が無事終了したので、そのまま印刷に入っていただきます。
多少前後するかもしれませんが、予定では11月初旬から発売開始です!
川魚・アメゴの養殖を営む土佐町の「土佐アメゴ養殖」。新型コロナウィルスの影響で、地域のイベントやホテルからの注文が激減、出荷時期を迎えたアメゴが生簀で泳いでいる状態が続いていました。少しでも販売先を増やしたいとご相談をいただき、8月12日から9月末まで、とさちょうものがたりのネットショップでアメゴを販売しました。
多くの方からご注文をいただきました。
注文してくださった皆さま、興味を持ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
とさちょうものがたりのネットショップで販売していた川魚・アメゴ。9月末でネットショップでの販売を終了しました。
8月12日から9月末まで、ネットショップでは全部で19件のご注文をいただきました。購入してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
この売り上げは、ネットショップ決算手数料を除き、全額西村さんへ支払われました。
注文してくれた九州の方は「知人とのバーベキューでアメゴを焼いて食べました。“めっちゃ美味しい〜”と、とても喜んでもらえた」と連絡をくれました。
先日、「土佐アメゴ養殖」の代表・西村公己さんにアメゴの売り上げを届けにいきました。
西村さんの話によると、とさちょうものがたりのネットショップでの販売記事を見て、直接購入に来た方もいたとのこと。「土佐町にこういう場所があることを初めて知った。また来たいです」と話していた人もいたそうです。
ネットショップでの販売数は19件。私たち編集部にもう少し販売能力があれば良かったのですが…。
でも、少しでもお役に立てたのであればうれしいです。
ネットショップでの販売は終了しましたが、土佐アメゴ養殖場では引き続き販売を行っています。アメゴを食べてみたい!という方は、「土佐アメゴ養殖場」へ直接ご連絡をお願いします。
*アメゴの調理方法についてはこちら!
とさちょうものがたりが取り組んでいる事業のひとつ「シルクスクリーン」。その内容について、今まで何度も紹介してきました。
これまで紹介したきたのは、Tシャツやポロシャツなど、今作っているものや印刷している様子についてがほとんどだったと思います。
実は、シルクスクリーンは印刷する作業だけではありません。
どんな仕事やものごともそうであるように、それらを支えているのは目に見えない部分です。どうしても完成したものごとだけに光が当たりがちですが、その裏にはその舞台を支えている人たちや、舞台に上がるまでのいくつもの積み重ねが存在しています。その「一見見えない部分」が存在することは、シルクスクリーンでも同じです。
今回は、シルクスクリーンで印刷するために欠かせない「版」を洗う作業の様子をお伝えしたいと思います。
古布にペイントうすめ液をつけ、版を擦って洗います。強く擦ると版が破れてしまうので、力の入れ具合が大切です。
インクが厚くこびりついてしまっていて、なかなか落ちない…。古布にうすめ液をひたし、インクの上に置きながら、少しずつ落としていきます。
版を洗う作業はいつもは外で行いますが、この日は雨。室内で窓を開けて換気しながら行いました。
きれいになりました!
シルクスクリーンは版のきめ細やかさ、そして道具にも手入れが行き届いていることがとても重要です。本来は、作業が終わるごとに版を洗う方がいいのだと思いますが、なかなか追いつかず、しばらくしてから洗うことがほとんど…。これは今後の課題です!
一見さりげないメンテナンスを日々続けること。それがとても大切なのだと考えています。
「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、高知県嶺北地域の3つの障がい者支援施設と「とさちょうものがたり」編集部が一緒に作ったカレンダーです。
とさちょうものがたりが取り組む「シルクスクリーン」を通してご縁ができた3施設「どんぐり(土佐町)・本山育成会しゃくなげ(本山町)・ファースト(大豊町)」のメンバーさんたちが数字を描きました。
今回は、制作風景を少しチラ見せ!大豊町ファーストの制作現場です。
「2021カレンダーTOKUBETUHEN」というタイトルを命名したのは剛くんです。
カレンダーは赤と黒の2色刷りなので、カラフルな数字たちが十分活かせないのは残念なのですが、逆にいうとカラフルなカレンダーって、暦としてはわかりづらくなってしまうんですよね。
そんなことも今回作ってみて初めて学んだことでもありました。
さあ、そして肝心の誌面です。現時点でも楽しいカレンダーになっていると思いませんか?
左下には制作してくれたメンバーさんたちのお名前が直筆で。©️は彼らととさちょうものがたりの共同保有です。
現時点で全部はお見せできませんが、この生き生きとした数字が続く1年間のカレンダー、楽しいと思いませんか?
「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は11月初旬より発売の予定です。詳細はまた改めて当サイトでお伝えしますので楽しみにしていてくださいね!
2020年、早くも10月に突入したところで、編集部からひとつお知らせです!
嶺北地方、3つの障がい者支援施設で作った2021年のカレンダーを製作中です。
3つの施設とは、しゃくなげ(本山町)・どんぐり(土佐町)・ファースト(大豊町)の3施設。
各施設の利用者さんたちに、それぞれ自由に1~31までの数字を描いてもらいました。
上の写真は大豊町ファーストでの作業の模様。クレヨンやマジックで描いたり、折り紙をチョキチョキ切って数字にしたり。指で絵の具を塗ったりもしました。
ワイワイと盛り上がった楽しい時間。
このカレンダー、現在製作中で、完成と発売は11月初頭の予定です。(この記事に掲載しているカレンダーの画像は製作中のものですので、今後多少の変更はあるかもしれません)
販売の準備が整った際にまた(しつこいくらい)お知らせをします。みなさまぜひ楽しみにしていてください!!
土佐町の森に竹やんという人がいました。
竹やんは炭焼の名人と言われるほど、炭を焼くのが上手であったと。炭焼は窯に木を立てて火をつけると、四日も五日もしないと窯の火を消すことができないので、夜の夜中でも窯の火の番をすることが多かった。
竹やんはひとつも淋しゅうない人であったそうなが、ある夏の夜、大谷山の山の中で一人、窯の番をしていたのは風もなく静かな晩であったそうな。夜中頃になった頃、俄に山の上の方からザーザーというかすかな音…。草木も眠る丑三つ時(夜中の二時頃)、どんな小さい音も聞こえてくる、そのザーザーいう音は次第に近づいてくる。
さすがの竹やんも身に危険を感じ、あわてて炭窯の前にあった桜の木に登って様子を伺っていると、その音は次第に大きく近づいてくる。
ザー、しばらくして、ザー。
月の薄明かりにすかして見ると、なんとその音の物体は四〜五メートルもあろうか、道いっぱいになって動いている。
ザーザーいう音と共に次第に身にせまってくる。
さすがの竹やんも恐ろしくなって木の上にしがみついて、ブルブルふるえていたと。
いよいよその怪物は窯のすぐ前までせまってきた。これはいよいよ、この怪物に食われるのかと覚悟をきめた時でした。
炭窯の燃える火の明かりでチラっと見えたのは、なんと大谷山のふもとに住んでいる長さんというおんちゃんである。長さんは、この夜中に竹ぼうきを作るための竹を束にして、足が不自由なものだから、両手をついて一歩進み、一歩進めば竹の束をザーッと引寄せ、引寄せては一歩進むその音であった。
竹やんも怪物の正体がわかり、やれやれと思って木の上からひととびに飛び降りたと。すると、今度はビックリしたのは長さんである。急に大きなものが木の上から落ちてきたので、足の不自由なおんちゃんが二間(四メートル)も一気に飛んでいたと。
竹やんは生まれて今まで、こんな恐ろしい目にあったことはなかったと。
*この昔話を教えてくれたのは志和保三郎さんです。