とさちょうものがたり

コロナに負けるな

【なんてんを応援!】ありがとうございました!

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

なんてんのエイちゃん

 

【なんてんを応援!】未来の約束チケット¥2,000分

ありがとうございました!

土佐町のスナックなんてんを、このコロナ禍の時期を乗り越えるために応援しよう!というこの企画。

おかげさまで5月31日をもって販売終了とさせていただきました。

実際に購入していただいた方々、本当にありがとうございました。みなさまの応援の気持ちはすべてエイちゃんに届いております。

今後はご購入の電子チケットを片手になんてんに飲みに行きましょう!

 

販売40枚

実際に40枚の電子チケットが販売できました。売上金額はちょうど10万円です。

そのうちの3.6%がネットショップのシステム使用料です。残りの全額(¥96,400-)を先日エイちゃんにお渡ししてきました。

 

6月1日から再開

なんてんは6月1日から営業を再開しています。電子チケットは現在使用可能となっています。

チケットの使用可能期間は6月1日からの1年間となっておりますので、2021年の5月31日までにはぜひなんてんに飲みにきてチケットを使ってくださいね。

 

みんなで乗り越える

予断を許さない状況ではありますが緊急事態宣言も解除され、少しずつ社会が以前の状態に戻りつつあるように感じます。
5月中は土佐町の多くの飲食店も営業自粛を余儀なくされる状況が続きました。
そのような状況で、「応援する」「みんなで乗り越える」という気持ちが少しでも伝われば、と始めたこの企画ですが、実際に購入していただいた方々のその気持ちが、確実にエイちゃんに届いていることを感じます。
これは「みどりさんの金魚草」の販売でも同様に感じたことです。

もちろん集まるお金のことも重要ではありますが、その「購入する」という行動を通して応援の気持ちを伝え合うということは、こういった困難や危機を乗り越える際にとても大きな威力を発揮するのだと思います。

困難が生じて始めたことではありますが、やっていく過程で人と人とのつながりを再確認できるような、編集部にとってもなんとなく楽しげな取り組みになったということは非常に大きな学びでもありました。

それもひとえに実際に購入していただいた方々や、SNSなどでシェアや拡散を進んでしていただいた方々のおかげです。

 

 

 

なんてん
〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1488-4
電話: 0887-82-0905

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

時は遡り、2009年(平成21年)のこと。
土佐町の6つの小学校が一つに統合され、新しく「土佐町小学校」が誕生しました。その際に新しく建てられたのは、地元・嶺北の木を使った木造校舎。学校の中は木の香りで満ちています。

「嶺北」とは、高知県の土佐町・本山町・大豊町・大川村の三町一村を表す地域の名称。山に囲まれた嶺北地域の各町村にとって林業は主要な産業の一つであり、地元の木を使おうという動きも盛んです。ちなみに、土佐町役場庁舎にも嶺北の木がふんだんに使われています。

 

▪️1年生への贈りもの

毎年4月、土佐町小学校へ入学する1年生一人ひとりに、町からプレゼントが贈られます。

それは、土佐町の職人さんが作った机と椅子!
もちろん嶺北の木でできています。

木で作られた自分の机と椅子を前にした1年生は、本当に嬉しそうで誇らしげ。入学時にピカピカだった机と椅子は、6年間の子どもの成長と共に傷がついたり汚れたり、時には落書きされたりして、風格を漂わせるようになります。まさに、子どもたちの6年間を共にする相棒なのです。

 

 ▪️きっかけは林業の低迷から

一年生の子どもたちへ机と椅子を贈る取り組みは、2003年(平成15年)頃から始まりました。その頃、高知県は林業の低迷期。当時土佐町長だった西村卓士さんは、木材を少しでも有効活用できる方法はないかと考えていたそうです。

「土佐町の建具職人だった澤田秋良さんから、“学校の机と椅子を嶺北の木で作ったらどうか?”という提案があった。子どもたちに木のぬくもりを味わってもらいたいと思っていたので、それはとても良いことだと思った。秋良さんがいたから、この机と椅子が実現したんじゃ」

澤田さんは、子どもたちが6年間使い続けることができるよう、高さを変えられる机と椅子を設計しました。

 

「机と椅子には、6年間の子どもの気持ちが染み込んぢゅうきねえ。記念にもなるように、自分が使った机と椅子を持ち帰ることができるようにしたんじゃ」

西村さんは、当時のことを懐かしそうに話してくれました。

 

お孫さんの机と椅子に座る西村卓士さん

西村さんのお孫さんも机と椅子を持ち帰り、今でも大切にしています。

土佐町の職人さんが地元・嶺北の木で作った机と椅子を、町の子どもたちが使う。これは、林業を生業としてきた土佐町ならではの取り組みです。(この取り組みには、現在、高知県の「木の香るまちづくり推進事業」の補助金が使われています。)

 

▪️土佐町の職人さんが作る

この机と椅子の生みの親である澤田秋良さんが亡くなった後、土佐町の田井木工が製作を引き継ぎ、現在は建具職人である山中晴介さん(山中製作所)が机と椅子を製作しています。山中晴介さんは「土佐町ベンチプロジェクト」でベンチを作ってくれた職人さんです。

3月のある日、山中さんの作業場へ伺いました。

この日、机の高さを調節する板がスムーズに動くかどうか調整をしていました。

 

高さを調節する板が、固定した2枚の板の間をスムーズに動くかどうか確かめる

机の高さを調節する板は、2枚の板の間に「できる限りかっちり綺麗に入るのがいい」そうですが、板を動かすには隙間も必要です。でもその隙間がありすぎても板がグラグラと動いてしまう。使う人が動かしやすいように微調整を繰り返します。

 

ちょうどよく“かっちり”はまった3枚の板

「微妙なほぞの効かし塩梅が木工の一番難しいところやき。なかなか面倒いところなが」
山中さんはそう言いますが、妥協は一切ありません。

 

その隣では、木工の仕事をしている三瓶駿さんが、机の脚をカンナで削って面取りをしていました。そして、ヤスリを巻いた小さな木片で机の脚の角をひとつずつを丁寧に削ります。子どもたちが安心して使うことができるよう、細部にも配慮が行き届いています。

 

▪️こだわりは「柾目」

「外から見える部分には、柾目を使っている」と山中さんは教えてくれました。

柾目は、丸太の中心に向かって直角に挽いた時に現れる木目のこと。反りや収縮などの狂いが少なく、見た目もきれいであることが特徴です。

椅子の高さを調節する部分には4つの板が並んでいます。それぞれの板の穴の高さを揃えて一本のボルトを通し、両端をナットで締めることで高さを調節するのです。ナットは、子どもに当たっても引っかからないように先が丸いタイプのものを使っています。

こういった一見気づきにくい部分は、製作する人の考えが表れるところでもあります。この机と椅子のあちこちには、職人・山中さんの思いが込められています。

「気づいてくれちゅうかは知らんけどね」

山中さんはぼそっとそう言って、笑うのでした。

 

▪️土佐町ならではの贈り物

この後、机と椅子はさらに組み立てられ、塗装されます。

塗装屋さんが一台ずつ仕上げる

 

塗装を待つ椅子たち

塗装が終わった机と椅子は、3月末に土佐町小学校へ届けられました。入学式の日、今年の一年生も自分の机と椅子を目の前にして、胸を踊らせたことでしょう。

 

土佐町小学校の子どもたちが使う机と椅子は、土佐町の職人さんによって作られています。

この町が山の資源に恵まれ、作る職人さんがいるからこそできることです。その小さな循環を成立させることは実はとても難しい。それができる環境は今の世の中でとても貴重です

土佐町で育った子どもたちが大人になった時、日々そばにあった木の机と椅子を懐かしく思い出すことがあるでしょう。

その贈り物の向こうには、この町や子どもたちを大切に思う人たちの存在があったのです。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
読んでほしい

地蔵堂の龍

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

ただいま製作中の「土佐町オリジナルポロシャツ2020」。今年のデザインは、土佐町地蔵寺地区にある地蔵堂の大龍です。
近頃、この龍のポロシャツを着た人を町のあちこちで見かけるようになりました。購入していただいたみなさま、ありがとうございます!

この龍の絵を描いてくれたのは、絵描きの下田昌克さん。下田さんは2018年から毎年、土佐町オリジナルポロシャツの絵を描いてくださっています。

【販売開始!】とさちょうポロシャツ2018

土佐町ポロシャツ2019販売開始です!

土佐町ポロシャツ2020販売開始です!

 

▪️龍との出会い

3月のある日、地蔵寺地区を訪れた際にふと立ち寄った地蔵堂で、編集部は龍の木像に目を奪われました。
ちょうどその頃、編集部は、今年のポロシャツのデザインは何にしようか?と頭を悩ませていました。龍と出会い、
今年のポロシャツはこれだ!と思った編集部。製作中である土佐町の絵本にも龍が登場する予定なので、そのこととも繋がります。急に目の前が開けたような気持ちになりました。

この素晴らしい龍を一体誰が作ったのか?編集部は調べてみることにしました。

それは、地蔵堂に心を寄せてきた人たちの存在を新たに知ることでもありました。

地蔵堂の大龍「阿形」

地蔵堂の大龍「吽形」

地蔵堂

▪️誰が龍を作ったのか?

「地蔵堂の龍は、誰が作ったのか?」

何人かに聞いていくと、この龍を作ったのは土佐町の宮大工・西村福蔵さんだということがわかりました。
ぜひご本人からお話を聞きたかったのですが、残念ながら福蔵さんは2018年に他界されていました。
その後、福蔵さんの息子さんがいることがわかり、お会いしてお話を伺いました。

西村福蔵さんの息子さんである、西村郁也さん

「龍がポロシャツになって日の目を見ることになって、父親が生きとったらとても喜んだと思う」

息子さんである西村郁也さんは、まずそう話してくれました。
郁也さんも大工です。宮大工であった父親・福蔵さんの背中を見てきた影響は大きかったと言います。

 

▪️宮大工・西村福蔵さん

昭和3年、福蔵さんは旧地蔵寺村(現在の土佐町地蔵寺地区)で、14人兄妹の3番目として生まれました。
終戦間際に軍へ入隊、国内でトンネル工事に従事します。終戦後は高知市で大工の修行を始め、その後土佐町に帰町。福蔵さんはこの一帯の大工の棟梁となりました。

郁也さんは彫刻をする福蔵さんの背中をよく覚えているといいます。太い一本の欅の幹の両面に龍の絵を描き、左右を見ながら順番に彫っていく。欅は密度が高いので細かい細工ができるのだそうです。

河内神社に奉納する龍を彫る西村福蔵さん(写真提供:西村福蔵さんの妹、山下美代子さん)

福蔵さんは、地蔵堂の龍以外にも多くの龍を製作しました。土佐町地蔵寺地区の河内神社や早明浦ダム近くの雲根神社など、土佐町の各地に福蔵さんが作った龍が奉納されています。

福蔵さんはどんな願いを込めて龍を彫り、地蔵堂に奉納したのでしょう。

 

▪️地蔵堂に記された記録

龍が奉納されている地蔵堂は、正保3年(1646年)に建立されました。中には地蔵菩薩、不動明王、毘沙門天などが祀られています。地蔵寺地区の山下有司さんが地蔵堂の扉を開け、中を見せてくれました。

天井から吊るされた木の板には「棟札之事」と書かれ、過去改修した年やそれに関わった人の名が筆で記されています。最も古い記録が「正保三年」 。地蔵堂は約370年ほど前からこの地にあるようです。文政7年(1824年)から天保3年(1832年)にかけて再建したことも書かれています。

「これは地蔵堂の歴史をまとめたものやね。よくこうやって書いてくれちょったね」」

山下さんはそう言って木の板を見上げます。

昔は先祖から聞いた話を言葉で伝え、また記録することでその歴史を引き継いできました。時代は変わり、生まれ育った地を離れる人も増えました。その地の歴史を知る人の高齢化も進み、次の世代へ伝えていくことがとても難しくなっています。地蔵寺地区も同様で、昔のことを語れる人はほとんどいなくなっているそうです。

 

▪️地蔵堂は心のよりどころ

地蔵堂では、毎年旧暦で、虫送り、夏祈祷、施餓鬼、子ども相撲など、おまつりごとが催されます。
昔、おまつりの日にはたくさんの出店が並び、とても賑やかだったそうです。子ども相撲の時には、絵馬(木の枠に和紙を貼って絵や文章を書いたもの)に蝋燭の明かりを灯し、道を照らしたとのこと。100以上の絵馬が並ぶのは本当に見事だった、と懐かしそうに野村昌子さんが話してくれました。

「昔は地蔵堂の隣に、それは立派な榎があってね。風に耐え、雨に耐え、雪に耐えて太っちょったけんど、倒れてしまってね」

そう話してくれた中岡孝衛さんは、毎日のように地蔵堂をお参りしています。

左:野村昌子さん 右:中岡孝衛さん

地蔵寺地区で生まれ育ち、長年、地蔵堂のお世話を続けてきたお二人は「今は人が本当に少なくなった」と言います。

風景は変わっても、いつの時代も地蔵堂は人が集う場所であり、心のよりどころだったのでしょう。改修するたびに記されてきた地蔵堂の記録や、福蔵さんが奉納した龍がそのことを教えてくれている気がします。

 

▪️龍をたくさんの人に見てもらいたい

「この龍を多くの人に知ってもらえたらうれしい。なおかつ、こういう彫刻や仏閣に興味を持ってくれる若者が増えたら一番ありがたいですよ。興味を持ってくれる人が一人でもおれば、携わりたいという思いが出てくる。たくさんの人に見てもらいたいな、というのが私の願いです」

福蔵さんの息子さんである郁也さんはそう言います。

 

 

地蔵堂の龍と出会ったことをきっかけに、地蔵堂は昔から多くの人たちが集い、立ちどまり、手を合わせてきた場所なのだとあらためて知りました。新たに知ることは、今まで見えていなかった風景を見せてくれます。

先人たちが重ねてきた祈りの先に、今の私たちがいます。私たちはこれからどこへ向かい、何とつながっていくのでしょう。

今日も地蔵堂は、何かを語りかけてくるかのように静かに佇んでいます。

 

 

*こちらの記事もご覧ください。

土佐町オリジナルポロシャツ、高知新聞に掲載されました!

 

 

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
メディアとお手紙

土佐町オリジナルポロシャツ、高知新聞に掲載されました!

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

▪️高知新聞に掲載されました!

2020年5月19日、「土佐町オリジナルポロシャツ」についての記事が高知新聞に掲載されました。
この記事は、4月より高知新聞嶺北支局へ赴任された竹内将史さんが書いてくださいました。

土佐町  シャツでPR
地蔵堂の龍 デザイン

【嶺北】土佐郡土佐町の魅力を発信するウェブサイト「とさちょうものがたり」編集部が、オリジナルのポロシャツを製作、販売している。同町地蔵寺にある「地蔵堂」の龍彫刻のスケッチをプリントし、地域をPRしている。

ポロシャツ製作は、サイトを立ち上げた写真家、石川拓也さん(45)の企画で3年目。絵本の挿絵などを手掛ける下田昌克さん(52)=東京都=がスケッチを担当し、ミミズクや山菜などをプリントしてきた。

今年は地蔵寺地区のシンボル「地蔵堂」(1646年建立)に施された龍の彫刻に着目。

石川さんは「荘厳さや仕事の細かさにほれ込んだ」と話し、住民から聞き取ったお堂の歴史などもサイトで紹介している。

彫刻は地元の宮大工、西村福蔵さん(2018年死去)の製作で、長男の郁也さん(58)は「父も喜んじゅうと思う。伝統の技を見に来てほしい」と話す。

地域の連携も深めようと、プリント作業は同町と長岡郡大豊町の障害者就労支援事業所の利用者が行い、収入につなげている。石川さんは「シャツを通じて龍のパワーを感じて」とアピールしている。

1枚2500円。口を開いた龍と閉じた龍の2種ある。注文は町役場総務企画課(0887・82・0480)か、「とさちょうものがたり」サイトから。

(竹内将史)

 

 

この記事が掲載された日の朝から、早速、町外・町内の方からポロシャツの注文をいただきました。ありがとうございます!

 

▪️今年のデザインは地蔵堂の大龍

今年の土佐町オリジナルポロシャツのデザインは「地蔵寺地区・地蔵堂の阿吽の大龍」。龍の絵を描いてくれたのは、絵描きの下田昌克さんです。印刷は、土佐町の障がい者就労支援事業所どんぐりと、大豊町の就労継続支援B型ワークセンター「ファースト」のメンバーさんが、シルクスクリーンという手法で1枚ずつ丁寧に印刷しています。

 

下田さんは2018年から毎年、土佐町オリジナルポロシャツの絵を描いてくださっています。

【販売開始!】とさちょうポロシャツ2018

土佐町ポロシャツ2019販売開始です!

 

 

地蔵堂の龍を今年のデザインとしたことで、編集部はこの龍を作った宮大工・西村福蔵さんを知り、福蔵さんの息子さんである西村郁也さんと出会いました。その出会いが、地蔵堂の歴史を新たに知るきっかけとなりました。

このことについては、とさちょうものがたりで記事にしてお伝えしたいと思います。

どうぞお楽しみに!

 

 

*今年の土佐町オリジナルポロシャツについて、こちらでも紹介しています。ご注文、お待ちしています!

土佐町ポロシャツ2020販売開始です!

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
コロナに負けるな

みどりさんの金魚草、販売終了しました!

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

新型コロナウィルスの影響で冠婚葬祭・イベントが自粛され、花の需要がなくなり花が売れなくなっていた土佐町相川地区の澤田農園さん。育てた花を市場へ持ち込んでも、今まで通りの値段がつかない状態が続いていました。その状況の中、できることをやってみようと、5月1日から16日まで、とさちょうものがたりのネットショップで金魚草を販売しました。たくさん方たちから反響をいただきました。本当にありがとうございました。

 

▪️金魚草の販売は終了しました。ありがとうございました!

5月16日をもって、みどりさんの金魚草は販売を終了いたしました。

 

お花を買ってください!みどりさんの金魚草

 

 

ネットショップと澤田農園さんへの直接の注文を合わせ、全部で80件の注文をいただきました。

ひとつの花束が30本なので、計2400本の金魚草が日本各地のお客さまの元へ届いたことになります。心を寄せてくださった皆さまのおかげです。本当にありがとうございました!

販売用の金魚草は、もうハウスの中に残っていません。

このお花の売上は、ネットショップ決済手数料3.6%を除き、全額澤田農園さんへ支払われます。

左から:澤田順一さん・光さん・みどりさん

「こんなに注文が来るとは思わなかった」とみどりさんは話します。

今まで澤田農園さんは、市場や地元の産直市など、直接のやり取りでお花を販売してきました。直接お客さまの顔が見えないネットショップという方法で販売することに、不安もあったそうです。

いざ販売が始まると、お花を受け取ったお客様からお礼の電話があり、手紙やハガキが届きました。全てに感謝と応援の気持ちが込められていたことに、驚きと喜びを感じたそうです。

 

実は、澤田農園さんが金魚草を育てたのは今回が初めてだったとのこと。

昨年、息子さんである光さんが跡を継ぐために土佐町へ帰ってくることになり、光さんの賃金分を得るため、新たに金魚草を育てることにしたそうです。そのためにハウスを借り、金魚草の種をまき、さあ販売していこうという時に、新型コロナウィルスのためお花が売れない状況になってしまった…。

「売れずに困っていた時に、ネットショップでたくさんのお客様に購入してもらって本当に助かりました。ありがとうございました!」

と、みどりさんは話していました。

 

お客さまへ届ける金魚草の花束に、みどりさんは手紙を添えていました。

「今回お届けしたのは、標高550mのお山のてっぺんでお花を作っている、澤田農園の金魚草です」。

 

高知県土佐町のお山で育った金魚草が、多くの方の元へと届いたことは編集部にとっても大きな喜びでした。

購入してくださったみなさま、応援してくださったみなさま、心を寄せてくださったみなさまに、心から感謝の気持ちをお伝えしたいです。本当にありがとうございました。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
土佐町ストーリーズ

弁才天(高須)その1

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

 

樫山集落の中腹より少々上の方に細長い池があり、それに面して住吉神社があるが、弁才天さんの名で親しまれている。

この池は清掃するまでは沼地のようになっていて、小さな丸池が二ヶ所ほどあった。願ほどきに鯉を入れたりすることもあったが、お釜さまといって不浄なものを投げ入れることを嫌っていた。

明治の初めのことであったと言う。そのお釜さんに稲を干すサデを突っ込んだことがあった。一本で届かないので継ぎ足して突っ込んだところ、お釜さんから矢のように赤い水が噴き出たという。

家に帰ってみると、子が腹が痛いと言ってきりきり舞いでうめいていた。太夫さんに見てもらったところが、お釜の蛇の目を突き刺してその罰が当たったのだとのことであったと言う。

また池に生えているガマを刈って筵にした家は焼けてしまったとも言い伝えている。

もともと広い池で龍神が棲んでいたと伝えられ、それを岡田という人が田にしてしまったと言う。

ところがその田に早乙女(田植えをする女)が入ると、足や泥に濡れた着物に鱗がくっつき、そんなことで早乙女さんも田の中に入るのを嫌うようになって、荒れたままになってしまった。

そして二つのお釜さんが残っていた。それを浚えて、ずっと昔のように大きな池にしたようです。

町史

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
コロナに負けるな

【なんてんを応援!】未来の約束チケット¥2,000分

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

なんてんのエイちゃん

 

*この電子チケットは 、スマホをご使用の方限定になります。ご注意ください。

 

 

すぐご購入はこちらから

 

とさちょうものがたりのコロナ支援

新型コロナウィルスの影響で全国の飲食店が大変な状況にあります。

ここ高知県土佐町ももちろん例外ではなく、特に居酒屋さんやスナックなどお酒を提供するお店が長い自粛を余儀なくされている状況です。

「なんてん」はとさちょうものがたり編集部もよくお世話になる土佐町の飲み屋さん。土佐町の方、嶺北の方なら一度は飲みに行ったことがある人が多いと思います。

なんてんの店主、エイちゃんこと小松エイ子さんも、5月末までの営業自粛を決めています。

 

何か楽しいことをしたい!

「最近は毎日何もしないで1日が過ぎていく」というエイちゃんの声を聞いた編集部。エイちゃんと何か未来につながる楽しい試みがしたいと思いました。
そして出した答えがこれ。当ネットショップの機能を使い、寄付つき電子チケットを販売。コロナ禍が終息しみんなが晴れ晴れと外出できる未来に、「飲みにいくよ!」という約束をエイちゃんとしませんか?

寄付つきチケット

この電子チケットは「寄付つき」です。お客様からなんてんへの応援の気持ちを寄付としていただいております。

¥2500でご購入いただいたチケットの内、なんてんのお支払いでご利用いただけるのは¥2000となっています。差額の¥500は、なんてんの未来への寄付、それからネットショップ(stores.jp)システム利用料が3.6%引かれます。

正確には¥2500から3.6%の¥90がstores.jpに支払われ、¥410が寄付となります。(もう少し複雑なので、以下の【とさちょうものがたりのコロナ支援】もお読みください)

*電子チケットの発券手数料として¥50かかりますので、チケット一枚あたりのお支払いの総額は¥2550になります。

このコロナ禍を乗り越えるために、みなさまの力を少しずつ貸していただけたらと思います。

 

電子チケット

電子チケットってよくわからない、初めて聞くけど本当に使えるの?そんな風に思う方も多いかもしれません。少し仕組みを説明します(めちゃめちゃ簡単です)。
当ネットショップで電子チケットを購入すると、登録したメールアドレスに当店からのメールが届きます。(*写真2)

上の写真はサンプルですので¥0となっています。「チケットを表示する」をクリックします。

 

このメールに電子チケットが添付されていますので、このメールは実際にチケットを使うまでとっておいてください。

「チケットを表示する」をクリックすると、実際のチケットページに移動します。(*写真3)*この記事のチケットは説明のための写真なので移動しません。

写真3

 

このチケット、スマホの画面上に指で円を描くと、使用済みのマークがつきます(*写真4)

注意:円を描くとそのチケットは使用済みになりますので、必ずお店でエイちゃんにやってもらうか、エイちゃんと一緒に見ながらやってください。ご自身で誤って使用済みにされた場合、ご利用できなくなりますのでご注意ください。

これで使用済みマークがついたら代金分のお支払いが完了します。

 

写真4

 

・飲み代がチケットより少ない場合は、差額のお釣りをもらってください。
・飲み代がチケットより多い場合は、差額をお支払いください。

このあたりは普通のお金と同じように考えてください。

指で円を描いたら使用済みになる、その作業はちょっとおもしろいですよ。

stores.jpより

使用できる期間

このチケットを使用できる期間は、コロナの自粛期間が終わりなんてんが営業を再開してから1年以内です。2020年5月8日現在では、なんてんは6月頭からの再開を予定しています。

 

大切な誰かに贈ることも

メールで送られてきたチケットをよく見てみると、「分配」と書かれたボタンがあります。(写真3)

ここをクリックすると、Line やメッセンジャーでつながった大切な誰かに、そのまま贈ることも可能です。

ふだんお世話になっている方に、「飲んできて!」とチケットを贈るのもいいですね。

 

とさちょうものがたりのコロナ支援

このチケットの販売は、土佐町の事業者さんのためのコロナ支援です。3.6%のネットショップ手数料(stores.com手数料)を除いた売り上げの全額がなんてんに支払われます。*お支払い方法をAmazon Payに選択された場合は4%が追加でシステム使用料として差し引かれます。

未来の約束チケットは、コロナ終息の暁には飲みに行こう!という約束です。ぜひみなさまご利用ください!

ご購入はこちらから

なんてん
〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1488−2
電話: 0887-72-9200

*このチケットに関してのお問合せは、とさちょうものがたり編集部にてメールか電話でお願いいたします。

土佐町の方々へ

お花を買ってください!みどりさんの金魚草」の際にも書きましたが、この新型コロナウィルスの影響で、これまで大切に育ててきた事業がこの数ヶ月苦しい状況を迎えているという方々が多くいると想像しています。

そういった方々のために、とさちょうものがたり編集部も具体的になにができるのか? もちろん微力ながら、そういうことをずっと考えてきました。

この記事で紹介させていただいた電子チケットの販売は、現時点での私たちの見つけた答えの一例です。

まだまだ実際にやってみないことにはどうなるかわからないような段階ですが、「町のために、私たちができることを(小さくても)やる」という姿勢をとさちょうものがたり編集部は貫こうと思っています。

今回のような動き、リアルとネットの橋渡しを担うような仕事を、もし必要とされている土佐町の事業者の方がいらしたら、遠慮なく編集部に声をかけてください。

とさちょうものがたり編集部

メール: info@tosacho.com

電話:0887-72-9260

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

ただいま土佐町役場の若手職員が挑戦している中島観音堂クラウドファンディング(以下CF)、5月8日18:00時点で、133人の方にご支援いただき支援総額は1463000円となっています。たくさんの方々からご支援いただき、心から感謝しています。ありがとうございます!

 

 

高知新聞で紹介されました!

このCFについて、4月20日の高知新聞で紹介されました。高知新聞嶺北支局長の竹内将史さんが書いてくださいました。

竹内さんは4月5日に行われた金木犀への祈祷にも足を運び、地域の方や住職さんのお話に耳を傾けていました。

 

中島観音堂修復へCF 土佐町

通夜堂、灯篭 台風で被害

【嶺北】昨年の台風で被災した土佐郡土佐町田井の中島観音堂の周辺施設修復へ、地元有志がクラウドファンディング(CF)を活用して資金集めを始めた。7月末の大祭までの復旧を目指しており、「地域の歴史や伝統を次世代に伝えるチャンスにしたい」と意気込んでいる。

観音堂に祭る木造十一面観音立像は、平安後期の作とされる県有形文化財。お堂そばにあった樹齢1200年と伝わるキンモクセイとともに「地域のシンボル」として愛されてきた。

しかし、昨年9月の台風17号でキンモクセイが倒木。観音堂に被害は無かったが、敷地内の通夜堂(約20平方メートル)の屋根や石灯籠、石段などが損壊した。山中泉夫区長(71)は「住民みな言葉が出んほどの悲しみやった」と振り返る。今月5日には、真言宗の僧侶を呼び、住民総出でキンモクセイの供養もした。

地区内で修復費調達について話し合う中、地区の役員で町職員の島崎祐企さん(35)が「寄付を募るだけでく、地域の歴史を広く伝えたい」とCFを提案。田井地区の担当職員とも連携し、準備してきた。

15日に始まったCFは3千円から寄付が可能で、倒れたキンモクセイで作ったコースターや地元の日本酒、土佐あかうしなどが額に応じて贈られる。19日現在100万円以上が集まっており、5月30日までに300万円が目標。CFサイト「キャンプファイヤー」で「中島観音堂」と検索して寄付する。

若い世代の奮闘ぶりに、山中地区長は「観音さんもご神木も喜びゆうねや」と笑顔。倒れたキンモクセイの株のそばには若木が1本生き残っていて、島崎さんは「次世代に思いをつなぎ、この木をこれから千年守りたい」と目を輝かせていた。

(竹内将史)

 

土佐町では高知新聞の購読率はとても高く、インターネットは使わなくても新聞は読んでいるという方はとても多いです。記事の反響は大きく、「観音堂の寄付の話、知ってるかね?」と地元のスーパーで話をしている方たちがいたり、「どうしたら寄付できるの?」という質問もいただくようになりました。中島観音堂は、観音堂のある中島地区の方たちだけではなく、土佐町の人たちにとって大切な特別な場所なのだと感じます。

寄付は、土佐町役場でも受付しています。(電話:088782-0480 担当:町田・島﨑)

 

 

▪️返礼品が増えました!

【どんぐりのクッキー】 

土佐町の障がい者就労支援事業所どんぐりが作るクッキーは、とても美味しいと評判です。

・アーモンドクッキー
・チョコアーモンドクッキー
・チョコチップクッキー
・柚子スノーボール

4種のクッキーと、金木犀の手作りストラップもついています。

 

 

【とさちょうものがたりトートバック】

とさちょうものがたりのトートバックはご好評をいただき、緯度経度のデザインのバックの在庫がなくなったため、別のデザインのものをご用意しました。

絵描きの下田昌克さんが描いてくださった「土佐町の夏の食べ物」のデザインのトートバックです。土佐町の障がい者就労支援事業所どんぐりのメンバーさんが、シルクスクリーンで一枚ずつ手で印刷しています。

色はグリーン、レッド、ブラウンの3色です。

 

トートバックには金木犀の手づくりストラップがついています!

 

 

CFは5月30日までとなっています。

ご支援、どうぞよろしくお願いいたします!

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
コロナに負けるな

お花を買ってください!みどりさんの金魚草

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

5/7追記

【とさちょうものがたりから感謝をお伝えします。】

実際に購入していただいた方々、シェアや拡散していただいた方々、関わっていただいたみなさま本当にありがとうございます。

おかげさまで澤田農園さんの金魚草花束が、連休中に62個という数を販売することができました。

ひとつの花束が30本ですので、単純計算で1,920本の金魚草が新たな持ち主の元へと旅立ったことになります。

澤田農園さんも予想を大きく超えるご注文の数に、うれしい悲鳴ということでした。

ひとえに関心を寄せていただいたみなさまのおかげです。ありがとうございます!

金魚草が届いた方々から、花瓶に飾られた花束の写真などを見せていただいて、とても心踊る連休明けの1日となりました。

また改めてとさちょうものがたりの記事にて詳細なご報告をしたいと思いますが、まずはこちらで澤田農園さんと共に皆様に感謝をお伝えしたいと思います。

*現時点でハウスの半分が販売済みということです。金魚草の販売は継続いたしますので、ご興味のある方々はぜひ販売ページを覗いてみてください!

とさちょうものがたり編集部

 

とさちょうものがたりショップ」で花の販売をします!

クリックするとネットショップの商品ページに飛びます。

新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、今、全国の多くの飲食店や商店が休業または時間を短縮した営業をせざるを得なくなっています。経営状態が悪化し、お店の存続が危うくなっている状況は土佐町内の店舗も同様です。

土佐町の主要な産業のひとつである第一産業も大きな影響を受けています。

 

花を売る場所がほしい

今の状況の中、とさちょうものがたり編集部として何かできることはないか?

そう考えていたとき、「みどりさんが花が売れなくて困っている」と人伝に聞きました。

みどりさんこと澤田みどりさんは、棚田が広がる土佐町相川地区で花や野菜などを育てる農家さん。代々この地で農家さんだった澤田家、ご主人の順一さんがハウスでの花栽培をスタートさせ、現在は2代目である息子の光さんが後継ぎとして勉強中です。

みどりさんのお話では、新型コロナウィルスの影響で冠婚葬祭・イベントが自粛され、花の需要がなくなり花が売れなくなっているとのこと。育てた花を市場へ持ち込んでも、今まで通りの値段がつかない状態が続いているそうです。

今まで編集部は「4001プロジェクト」や、昨年11月に高知蔦屋書店で行ったイベント「とさちょうものがたり in 蔦屋書店」でみどりさん一家が育てたトルコキキョウをお客様に配らせていただくなど、大変お世話になってきました。

みどりさんは言いました。

「このままではやっていけない。花を売る場所がほしい」

コロナウィルスの状況が今後どう変化していくのかわからない中、まずできることを一つずつやっていこう。みどりさん一家が育てたお花をとさちょうものがたりのネットショップで販売してみようということになりました。

 

みどりさん一家の育てた金魚草を買ってください!

今、みどりさんのハウスでは「金魚草」が花盛り、出荷時期を迎えています。

とさちょうものがたりのネットショップで、この金魚草を販売します!

花が金魚の形に似ているので「金魚草」と呼ばれているそうです

 

ハウスの中は、光を浴び、すくっと伸びた金魚草でいっぱい

 

金魚草を育てているハウスは、清らかな水が流れる棚田の中にあります

 

産地直送します!

みどりさんのハウスから金魚草を産地直送します!金魚草は黄・白・ピンクの3色です。

このお花の売上は、ネットショップの決済手数料3.6%を除き、全額澤田さんへ支払われます。

金魚草 (黄・白・ピンク合わせて)30本セット 3500円(税込)

 

お届け方法

お届け方法は3つ。3種の商品ページがありますが、配送方法・送料のお支払いが異なります。届く商品は同じです。

①5500円(送料込み) 
箱に入って届きます。母の日の贈り物にいかがでしょうか?
【ご注文はこちらから】

 

②3500円(着払い)  
箱(140サイズ)に入って届きます。着払いとなります。
【ご注文はこちらから】

 

③3500円(直接お渡し・高知県嶺北地域在住の方限定)  
セロファンでラッピングした花束を、とさちょうものがたり編集部または土佐町役場にて直接お渡しします。
【ご注文はこちらから】

 

・到着日の指定がある場合は、希望日の5日前までにご注文をお願いします。

・到着日の指定がない場合は、注文をいただいてから通常3日程度でお渡しできる予定です。

・金魚草は5月末まで出荷予定ですが、花の状態により時期が多少変化することがあります。

 

みどりさん一家が育てた金魚草が、多くの人の元へと届きますようにと願っています。

 

 

土佐町の方々へ

先にも書きましたが、この新型コロナウィルスの影響で、これまで大切に育ててきた事業がこの数ヶ月苦しい状況を迎えているという方々が多くいると想像しています。

そういった方々のために、もちろん微力ながら、とさちょうものがたり編集部も具体的になにができるのか? そういうことをずっと考えてきました。

この記事で紹介させていただいたネットショップでのお花の販売は、現時点での私たちの見つけた答えの一例です。

まだまだ実際にやってみないことにはどうなるかわからないような段階ですが、「町のために、私たちができることを(小さくても)やる」という姿勢をとさちょうものがたり編集部は貫こうと思っています。

今回のような動き、リアルとネットの橋渡しを担うような仕事を、もし必要とされている土佐町の事業者の方がいらしたら、遠慮なく編集部に声をかけてください。

とさちょうものがたり編集部

メール: info@tosacho.com

電話:0887-72-9260

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
とさちょうものづくり

新型コロナ予防

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

4月7日に政府から緊急事態宣言が出され、続き16日に全国に拡大された動きを受け、とさちょうものがたり編集部も今、土佐町や高知県のために何ができるのか考えていました。

本当に小さなものばかりなのですが、ちょうど編集部で新たに3Dプリンターを導入したタイミングでもあり、これまでに作ったものをご紹介します。

 

*以下に紹介する製作物を必要な方は無料で差し上げますので、お気軽に声をかけてください。(メールでもFBでも何でも可です) 編集部にはまだ在庫がありますし足りなくなったら作れます。

 

これが3Dプリンター

フィラメントと呼ばれるパスタ状のものが原料です。

 

このフィラメント、いくつも種類があるのですが、写真のものはPLAという、デンプンを原料としたものだそうです。編集部ではPLAとABSという2種類を使用しています。

 

それで作ったものが以下のもの。

これ、マスク不足の折に作ったもので、キッチンペーパーを使い捨てマスクにできるという代物です。

 

ぱっと見、どういう使い方をするのかわかりませんが‥

こうすると使い捨てマスクになります

 

現在ネット上では、3Dデータを共有できるウェブサイトがいくつもあります。おもちゃやフィギアなどのデータが多いのですが、コロナの影響が全世界的に拡大したタイミングで、世界各国の3Dデザイナーたちがこういったコロナ予防に役立つデータを公開し始めました。

編集部にはまだ3Dデータでデザインする力がなく、今後身につけていきたいと思っていますが、現時点でここに紹介するのは全てそういった共有サイトからダウンロードしたものです。

 

以下のものもマスク関連。医療従事者など、マスクを長時間着用する必要のある方達のために、カナダの少年がデザインしたもの。

耳が痛くならないように、という優しい気持ちが伝わります。

このイヤーガードのデータも公開してくれています

少しでも楽しいものにしたい、ということで色を塗ってもらいました笑

 

 

上のこれは、ある日本人医師が世界的な人工呼吸器不足を解決するために、3Dプリンターのユーザーに製作を呼びかけたもの。

これも指定のURLからデータをダウンロードして製作します。これ自体は人工呼吸器そのものではなく、3Dプリントの精度を確認するためのモックアップ。作動はしません。

命に関わる医療機器でもあり、現在プロジェクトチームが医療機器認証化を目指しているとのことです。

夏あたりを目処に認証化が叶った時点で、3Dプリンターによる製作を協力できる人を今のうちに募っている段階なのだそう。そのために作った一個です。

 

とさちょうものがたり編集部は、小さくても自分たちにできることから実現していく姿勢でいます。「こんなことができるんじゃないか」等のアイデア、あればいつでも伝えてくださいね。

繰り返しになりますが、ここでご紹介したもの(特にマスク関連)は、必要な方に全て無料で差し上げます。町内の方も町外の方も、メールやFBで編集部までお知らせください。

 

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone