とさちょうものがたり

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

西谷紅葉

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「地球のくらしの絵本① 自然に学ぶくらしのデザイン」 四井真治 農山漁村文化協会

自然の中で暮らしたい。そんな思いで移住してきて早4年。

楽しく暮らしていましたが、自然に対して自分たちが出来ることって何だろうと考え始めてから、自分たちの生活自体が地球にとっては負担になっているのでは…、と不安になりかけていた時に、この絵本に出会いました。

この絵本の第3巻『水をめぐらす知恵』にこんなことが書いてあります。「食べものを通して環境とつながっている生きものの血管は、地球を流れる川のつづきみたいなものだ。」

これを読み、自分も地球の一部だと安心し、次のページに目を移すとこんな文章もありました。

「人という生きものは、水を集める性質を持っている。そうやって集めた水をそのまま流すのではなく、庭や畑、水田などに利用すると、ほかの生きものたちもすめるようになり、生きものたちが集まることでくらしの場がゆたかになる。」

なんと、自分の生きものとしての特性を活かすだけで、他の生きものの生活の場を作ることが出来るのです!

このことが分かった時、自分の過去、現在、未来がぱっと明るくなったように感じました。早速、たべものを通して環境とつながり、くらしの場をゆたかにできるよう、この絵本の第2巻『土とつながる智恵』に紹介してあるコンポストトイレを導入しました。苦労もありますが、実践してみると、食べて排出することがこんなに有意義なことなのか!とびっくりしています。

全5巻のこの絵本の中には、街中でも実践できる『地球のくらし』もたくさん紹介しているので、是非読んでみてください。

西谷紅葉

 

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高知県嶺北地方で現在開催中の一大イベント「れいほく博」。

とさちょうものがたりは今春からこの「れいほく博」のポロシャツを、土佐町の障がい者支援施設「どんぐり」のメンバーと共に(現在は大豊町のファーストも)制作販売させていただきました。

嶺北4町村の、本当に多くの方々にご注文いただき、ざっとした計算ですが450枚を超えるポロシャツを作ることができました。このポロシャツを着ている方を町で見かけることも多くなり、大変やり甲斐のあるお仕事をさせていただいたとスタッフ一同感謝しています。

ご注文いただいたみなさまのおかげです。ありがとうございました。

 

さて、今回お伝えしたいことは、そのポロシャツの制作販売の完了です。

現在まで進行してきました、とさちょうものがたり+どんぐり+ファーストの態勢での制作を、本日8月19日を持ちまして、ひとまず終了とさせていただきます。

ただシルクスクリーン印刷用の版はありますので、万一「まだ欲しい!」とご注文いただける際は、これまでの連絡先・受け取り場所であるれいほく博事務局から土佐町役場企画推進課に変更となりますが、もしそれでも問題ない場合には喜んで作らせていただきますのでご連絡ください。

新しい窓口は以下になります。

 

●土佐町役場企画推進課 (担当:森岡)  電話:0887-82-0480
●またはメールでのご注文は‥ とさちょうものがたり編集部  info@tosacho.com

 

最後に繰り返しになりますが、嶺北4町村をはじめ、たくさんの地域の多くの方々から想像をはるかに超える数のご注文をいただけることができました。

関係者・スタッフ一同より改めて心からの感謝をお伝えしたいと思います。

 

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くだらな土佐弁辞典

ぷんつく

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ぷんつく

【動】 におう

 

【例】

「この部屋、ぷんつくね〜」

「ぷんつく茶釜」

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高知蔦屋書店

 


昨年11月に高知市内、南御座にオープンした高知蔦屋書店。ゆっくりと本を読みながら過ごせる店内は一日中いても飽きません。

その高知蔦屋書店でもとさちょうものがたりグッズの販売がスタートしました。

Zine01~04号、下田昌克画伯が原画を描き、土佐町の障害者就労支援施設「どんぐり」と大豊町のワークセンター「ファースト」がシルクスクリーンで印刷したTシャツやトートバッグ。

売り場には以下のようなポップも置いていただいています。

Zine01号~04号

シルクスクリーン

 

みなさま高知蔦屋書店にお寄りの際は、ぜひ手にとってみてくださいね!

 

高知 蔦屋書店  〒780-0084  高知県高知市南御座6-10  088-882-5544

 

 

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私の一冊

重光通子

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「もしも魔法が使えたら  戦争孤児11人の記憶」 星野光世 講談社

今年も終戦日が来ました。

この時期、戦中戦後の様々な出来事が報道されますが、身寄りを亡くした子供達がたくさんいたこと、又、その子供達がどのような道をたどったのか話題になることは少ないと思います。

ゴミのような扱いをされ、山に捨てられ、多くの子供達は死しかなかったでしょう。そんな中で生き残った数少ない方々のこの事実を後世に残したいと書かれた本です。

戦後74年、沖縄の地上戦、そして日本中が戦火で焼土になった事が風化されつつある今、今ある平和は“二度と戦争をしない”と明記した憲法が、日本が戦をしない歯止めになって守られて来たと私は思っています。

愛おしい人たちが二度とこの様な事にならないことを願いつつ、戦争の悲惨さを少しでも覚えている世代として、ぜひ多くの方々に読んでいただきたい一冊です。

重光通子

 

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私の一冊

西谷紅葉

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「山賊ダイアリー」 岡本健太郎 講談社

狩猟生活は世の男子の夢!のはず!

僕はこの漫画を読んで田舎暮らしをしようと決意したところもあったりします。

免許を取り、罠を作るところから獲物をさばいて食べるところまで、親しみやすい絵でユーモラスに描かれているのでリラックスして読むことが出来ます。

サバイバルの豆知識もたくさん出てくるので為になりますが、この漫画の真骨頂は食レポにあります。

ん?雑か?と思いきや主人公の表情で美味しさ度合いが伝わってきて、言葉が少し足りないところも想像力を刺激し、「食べたい!」気持ちを駆り立てられます。

全7巻で完結していますが、続編の「山賊ダイアリーSS」という海をメインに描かれた漫画も出ているので、そちらも合わせておすすめします。

西谷紅葉

 

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くだらな土佐弁辞典

なぐれる

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なぐれる

【動】

自分の仕事以外の事に煩わされて、自分の時間がつぶれること。

 

【例】

●「子どもの買い物に付き合わされて、今日は半日なぐれた」
●「長電話が次々来て、なぐれて仕事にならざった」

ちなみに地元の知り合いの例

彼女は都会から嫁に来て、畑仕事から帰って来た義父が、今日はこじゃんとなぐれた! と言うのを聞き えーっ?殴られた?とが渦巻いたそうです。

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「とさちょうものがたり ZINE 」は、一定期間の無料配布の後に増刷し、バックナンバーとして販売を行なっています。

ありがたいことに「とさちょうものがたり ZINE」を販売してくださるお店が少しずつ増えてきました。今日は大阪府吹田市と高知市で販売してくださっているお店を紹介します。

 

クレヨンハウス大阪店

 

1976年にオープンした、作家の落合恵子さんが主宰する「クレヨンハウス」。クレヨンハウス大阪店で「とさちょうものがたりZINE」を販売していただいています。

 

店内には選び抜かれた本や雑貨、子どものおもちゃがたくさん!

 

2階へ上がる階段の途中にある本棚に並んでいます。

以前から無料配布を引き受けてくださっていたクレヨンハウス大阪店。販売したいと相談すると、快諾してくださいました。店長の山本さんが「土佐町のことを通して、人として大切なことや普遍的なことを取り上げているのですね」と言ってくださったことは、私たちにとって大きな励みになっています。

クレヨンハウス大阪店 〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-34-24 電話:06-6330-8071

 

 

 

TSUTAYA中万々店

 

先日、シルクスクリーン・ワークショップを行ったTSUTAYA中万々店。とさちょうものがたり編集長の石川が撮影した写真と土佐町オリジナルTシャツがゆらゆら揺れるなかで「とさちょうものがたりZINE」やTシャツ、CD「Live in 土佐町」を販売してくださっています。

 

撮影:山本剛さん

イベント時にお世話になったTSUTAYA中万々店の水谷さんは、下田さんの著書を以前から持っていたそうで「土佐町のTシャツの絵を描いた下田さんの本も一緒に販売しましょう!」と言ってくださいました。

中万々店オリジナルグッズを作ったり、本に手書きのポップを付けたり、店員さんの「熱」を伝える工夫が散りばめられているTSUTAYA中万々店。

ぜひ足を運んで見てくださいね!

TSUTAYA中万々店 〒780-0972 高知県 高知市中万々809 電話:088-875-0320

 

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とさちょうものがたりのシルクスクリーンに、新たな仲間たちが!

 

みなさま、いつもとさちょうものがたりのシルクスクリーン事業を応援していただきありがとうございます。

今年度は、れいほく博という一大イベントのポロシャツを製作させていただいていることもあり、最近では生産がなかなか追いつかないほどの発注をいただいております。ありがたや。お待たせしてしまっている方々は、すみませんがもう少しお待ちいただけるとありがたいです。

嬉しい悲鳴が、少しずつ本当の悲鳴になってきそうな今日この頃、このシルクスクリーン事業に新たな仲間が増えました。

それが大豊町のファーストさん。正式には「就労継続支援B型ワークセンター ファースト」。

最近では職員さんを含めた3人のチームで、週3回ほどシルクスクリーンのお仕事をしに作業場まできていただいています。

 

 

この日は、下田昌克さんが描いてくれた「おおくまたか」をTシャツに印刷しました。ファーストのみなさんが作業場に来るたびに上達していく様子が頼もしい。

 

「おおくまたか」 モデルは土佐町の改善センター玄関のおおくまたか剥製です。

 

先ほど書いたように、今年度はれいほく博という嶺北地方のイベントのポロシャツを製作販売することで、土佐町の枠を超えた4町村の方々から多くの発注をいただいています。

折しも、現在はちょうど大豊町役場のみなさまからの発注分(160枚という大量の発注をいただきました。ありがとうございます。)をせっせと作る日々。

そこにファーストさんが参加してお仕事をしてもらうことで、大豊町の方々から頂いたものを、可能な限り大豊町に戻すという循環が可能になります

そうやって少しずつ循環の輪の質を高くしていった結果として、関わる全ての方々が笑顔で楽しんで、同時にきちんと稼げる場所にしていきたいと考えています。

 

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イメージ図

参加募集パンフレット裏面

さめうらの郷 湖畔マラソン記念Tシャツ2019

 

土佐町には年に一度、11月に「さめうらの郷 湖畔マラソン」という名のマラソン大会がありまして。

地元の方には略して「湖畔マラソン」と呼ばれております。

その名の通り、これはさめうらダム湖の周囲を回るマラソン大会なのです。

当日には毎回町内外から総勢1200人のランナーさんが集結します。トップ争いのランナーさんたち、自己記録更新を目論む方々、もしくはマイペースで風景を楽しみながら走る方々など、たくさんの人々が様々に思い思いに湖畔周回のコースを楽しむ熱い大会となっております。

 

2019年は11月10日に開催!

その11月10日(日)の開催に先立って、本日8月1日より大会参加募集が開始しました。湖畔マラソンを走ったことがある方もない方も、奮ってご参加お待ちしています。

湖畔マラソンウェブサイト

 

さて、ここから本題

昨年度の湖畔マラソンから、とさちょうものがたりは大会記念Tシャツを製作販売させていただいています。

製作はもちろん、土佐町と嶺北の障がいを持った方々がシルクスクリーンで印刷します!

以下が2019年度バージョンの背中の絵柄。いかがでしょう?

背中の図柄、2019年度のタイトルは”THOREAU”(ソロー)。

生命を育む樹木を中心に、土佐町に生きる動物たちを表しています。

円上部には”SAMEURA KOHAN MARATHON TOSACHO, KOCHI 2019″(さめうら 湖畔マラソン 土佐町 高知 2019)。

円下部には”LIFE IN US IS LIKE THE WATER IN A RIVER – HENRY DAVID THOREAU”。

「水で活きる」をテーマに掲げる土佐町にちなみ、19世紀アメリカの哲学者・作家であるヘンリー・デイヴィッド・ソローの「私たちにとって命とは、川にとっての水である」という言葉を印刷しています。

 

記念すべき最初の1枚

このTシャツは、「さめうらの郷湖畔マラソン大会」参加者限定のものとなっております。みなさまぜひこのTシャツで湖畔マラソンを走ってください。

 

以下は具体的なインフォメーションです。

●素材 ポリエステル100%   ※吸水速乾性と紫外線カットをかなえる高性能ドライTシャツ

●色  グリーン

●料金 ¥2,500-

 

サイズ表 ※単位はcm

 

注:このTシャツは、「さめうらの郷湖畔マラソン大会」参加者限定のものとなっております。Tシャツ受け渡しは11月10日の大会当日、会場にて行いますのでご注意ください!

●ご注文は以下のリンク(またはパンフレット)より、大会参加申し込みと同時にお願いいたします。

●大会参加のお申し込みは8月1日から9月20日となっております。

※とさちょうものがたりウェブサイト並びに土佐町役場ではご注文いただけませんのでご注意ください。

大会公式ウェブサイト

RUNNET

・大会パンフレット(最寄りのゆうちょ銀行または郵便局)

※大会パンフレット(申し込み用紙)をご希望の方は、土佐町教育委員会までご連絡ください。電話: 0887-82-0483

 

たくさんのお申し込みをお待ちしております!

 

 

ちなみに以下は昨年度のTシャツ & 大会レポートです。

さめうらの郷湖畔マラソン大会記念Tシャツ

さめうらの郷湖畔マラソン大会Tシャツを作りました!

さめうらの郷湖畔マラソン大会、ありがとうございました!

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