「そこにある山」 角幡唯介 中央公論新社
著者は、作家さんであり冒険家さんです。何冊か「とさちょうものがたり」でも紹介させて頂きました。
新聞でこの本の情報を見つけ早速ネット注文。ワクワクしながらページを開いた。ん?何か違う…?
私の想像していた内容とは遥か異次元のテーマでした。
「結婚」と「冒険」について哲学的に解明、結婚に至る心の動きや、北極に取りつかれてしまった現在の状況を冷静に分析、事の始まりと結果に至る因果関係を見極め、この作品において再確認しているような印象を受けました。
言葉の定義づけを理解するのに苦労しましたが、なんとなく著者の哲学思想にねじ伏せられた読後感です。