確か私が中学2年生か3年生の頃でした。
お隣のご長男がお嫁さんをもらいました。
当時は、結婚式場などない時代、まさに家から家へのお嫁入りです。
お相手は、800mくらい離れた隣の地区に住んでいる方。
歩いて嫁入り行列です。
「嫁を~見よ!」「婿を~見よ!」
の掛け声とともに、花嫁衣装に角隠しのお嫁さんと、
凛々しいお婿さんが歩いてきます。
私は、まっすぐ見るのが恥ずかしくて、道路側の窓のすき間からそっと覗きました。
学生時代には、その制服姿が、写真屋さんの店頭にしばらく飾られていたというほどのお嫁さん。
その美しさはまばゆいばかりです。
あれから50年。
私は孫4人、そのお嫁さんにも孫3人。
もうそろそろお嫁入りをしてもおかしくない年頃の孫達がいます。