田井山の散歩道
「とさちょう山岳紀行」とは名ばかりの散歩道紹介コーナーになっているこの連載ですが、そのぐらい土佐町には素敵な散歩道が多いということでもあります。
元気な時も、少ししんどい時も、こういった自然豊かな散歩道を歩くことで、静かに整っていくことが多々あります。
今回はそんな散歩道の中から、田井山の東端の道をご紹介します。
入り口はマルニの向かい側
上の写真の赤の三角のあたりから、下の写真のような素敵な細道が上に続いています。
登っていくとこんな感じ。おそらく幾世代も前の人たちが積み上げたであろう石垣に挟まれた小道が続きます。
登っていくとこの先には舗装路と合流します。田井山の奥に入っていく道にぶつかります。
下の写真のような、舗装はされていて歩きやすい道であると同時に、豊かな自然を感じることができる道。
少し目線を上げると、田井の街並みが一望できる高さまで上がってきました。右下の建物がマルニです。
生えている植物や風景はどんどん変わりますが一貫して「山の小道」。このような場所が日常生活の中にあることに幸せを感じます。
特に不調の時期には、朝のちょっとした時間にこういう場所を歩くことで、少しずつ調子を取り戻すといったことがあり、その価値を言葉で表すことは難しいのですが、とても貴重な環境だと実感します。
眼下にはハゼ干し中の稲束が。そしてその奥にはさめうらダム。前の世代、そしてさらに前の世代の人々が守ってきた風景です。