「Rock Between The Lines ロックの英詩を読む」 ピーター・バラカン 集英社
『戦争、何の役に立つ…?』
「War」(1970年発表) エドウィン・スター(1942~2003)
本山町にあるカフェ・ミシシッピの藤島君の歌とギターに注目しているとして、ピーター・バラカンさんが2003年11月21日に来られた時に購入した1冊。
収録されている6曲には、僕が知らなかった曲も、又、誰もが知っている曲もいくつもある。
僕が10代の終わり頃からはまって体感したのが上記の曲と、「What’s Going On」(1971年発表) マービン・ゲイ(1939~1984)の2曲。共に反戦歌だ。
特に考えなく聴いたり踊ったりなんかしていたのだけれど、僕がもしアメリカに生まれていれば、ヴェトナム戦争(僕が生まれた年に始まり、20才の時に終わった)や、イラクとの戦争に徴兵されていたかもしれない。
ヴェトナムでは南北合計での推定死・不明者(参戦者と民間人)が何と8157000人超と知った。壮絶であり、不毛であり、言葉を失う。
表記のあと『(戦争は)何の役にも立たない。もう一度言う(聞いてくれ)…」と続く。
平和な時代に平和な国に生きていられることに、真摯に感謝する。
これからも平和が続くように。
藤田英輔