家族は里帰り中。
しばらくの間、長男とふたり暮らししてる。
当然、家事全般僕が切りもり。以前から僕が担当してる洗濯はふたり分しかないので物足りないくらいだし、布団を畳んだり風呂焚きなどは息子が手伝ってくれることがあるので、まあ最低限のことはなんとかやりくりしてる。
家事で一番大きな割合を占めるのは、食事作りだ。
これは結婚してからずっと奥さんに任せっきりだったので、なかなか大変。
今ある食材を把握して、足が早いものなどを考慮して調理する順番が決まり、献立を考える。
最近は数日分のメニューをメモするようにしてる(これは奥さんのアイデア)。そうすると必要な食材や野菜の使い忘れ作り忘れなどが減る。息子の「これ食べたい」に急遽変更することもある。
日常作業の合間に食事を作ると、一汁一菜が関の山。しかしありがたいことに、男ふたり暮らしを知る友人たちから毎日のようにおかずが届くので遠慮なくいただいて、これを一品加えれば豪勢な食卓になる。
平日、僕ひとりで食べる昼ごはんは、残りものが多い。タッパーに入っているおかずをつまみながら、そういえば実家の母親もそんな食べ方をしてたっけなと少年時代を思い返したりしてる。
料理も慣れてくると楽しい。やっぱりたくさん食べてくれると嬉しくて、黙々と食べている彼に「美味しい?」「好きだった?」とつい聞いてしまう。そう言えば、僕は奥さんの料理に「美味しいね」をちゃんと伝えていたっけな。