「僕が恋した日本茶のこと 青い目の日本茶伝道師、オスカル」 ブレケル・オスカル 駒草出版
「YOUは何しに日本へ?」という番組で紹介され、ライフワークとしての位置づけで日本茶と真摯に向き合い、単なるクールジャパンに憧れた人ではないと印象づけられていた。
その後を追う企画をたまたま観てビックリ!その決意通り会社を立ち上げ、グローバルに活躍されていた。本も数冊出版し、今や静岡から東京へと進出している。
日本人がないがしろにしがちな日本茶をもっと大切にするべきだと日々奔走している。この本ではその行動の過程・お茶の銘柄そして産地や背景なども紹介している。
100g一万円のお茶はウィスキーと比較してみると決して高い訳ではないと言い切る。
容姿の端麗さも読者を引き付ける要素の一つとなっているだろうが、お茶に関する資料を読み解くために日本語を習得し、漢字も使いこなす。
頭の下がる思いです。この本で評価の高い秋津緑という銘柄に出会ったら飲んでみたい!と本を閉じた。