たまるか
【意】まぁ! 、 わあ!
例:たまるか!こんなに太いのもろうて!(わあ!こんなに大きいのもらった!)
著者名
記事タイトル
掲載開始日
例年11月に開催される「さめうらの郷湖畔マラソン」が、今後7年間に渡るさめうらダム堰堤の大規模工事のため、今年から「さめうらの郷湖畔トレイルレース」になります!
というわけで、2023年11月12日(日)に開催が決定した「第1回さめうらの郷湖畔トレイルレース」。500人の参加ランナーの募集が始まっています。
大会公式ホームページ
募集締め切りは10月1日(日)。たくさんのランナーさんの参加をお待ちしております!
図柄はさめうらダム周辺の地図=等高線を背景に、記念すべき第1回の大会名をその上に印刷しています。
これは昨年の「さめうらの郷湖畔マラソン」で制作した背景部分を引き継ぎ、黒インクの大会名の部分をリニューアルしたデザイン。
「さめうらの郷湖畔マラソン」から「さめうらの郷湖畔トレイルレース」へのバトンタッチ!をTシャツのデザイン上でも行いました。
● 障がい者支援
このTシャツは「とさちょうものがたり」が取り組んでいるシルクスクリーン印刷による手作業で制作されます。
印刷作業を担当するのは、土佐町近隣の障がい者支援施設(土佐町どんぐり・大豊町ファースト・本山町りんどう)の利用者の方々。売上の一部は施設の作業代として支払われます。
Tシャツのご購入が、そのまま障がい者支援になる仕組みになっています。
シルクスクリーン印刷・作業中の図
●サイズ
感覚的には少し大きめサイズです。XXL以上はinfo@tosacho.comまでお問い合わせください。
● 素材:吸水速乾のドライ素材
● カラー:オレンジ
●価格:¥2,970-(税込)
●お申し込みは大会参加のお申し込みと同時にお願いいたします。
●Tシャツの受け渡しは大会当日・受付にてお願いいたします。
記念すべき第1回のこのトレイルレース、そしてこの大会以外では販売していない記念Tシャツ。たくさんのランナーさんの参加・ご購入をお待ちしております!
とさちょうものがたり編集部の鳥山が、2023年春より、高知新聞の「閑人調」というコラムに寄稿させていただくことになりました。
このコラムには数人の執筆者がおり、月曜日から土曜日まで毎日掲載。月初めにその月の執筆者の氏名が掲載され、コラム自体には執筆者のペンネームが文章の最後に記されます。
鳥山のペンネームは「風」。月に2回ほど掲載される予定です。
今年のねむの花が咲いた。梅雨から本格的な夏へ移り変わる頃、圧倒的な万緑のなかに優しげな桃色が加わる。
よく見ると元は白く、まるで小さな花火のようなその花は、田のあぜや川近くの大きな木にいくつもいくつも現れる。
まぶしい夏空を背景に咲くこの花を見つけると思い出すことがある。
「ねむの花が咲いたら、大豆のまきどきだよ」
近所のおばあちゃんが教えてくれた言葉だ。大豆や小豆などの豆はこの時期にまくとよく育つという。
おばあちゃんは前の年に収穫して取っておいた種をまいて小豆を育て、あんこを炊いておはぎを作っていた。届けてくれるたびに子どもたちは「おばあちゃんのおはぎだ!」と小躍りしていた。今年もきっと、ねむの花を目印に種をまいたことだろう。
この地の花や木々、空や風、山の色が「この仕事をする季節がきましたよ」と教えてくれる。それはデータや決められた予定とは違う、この地で生きる人たちが培ってきたその土地ならではのカレンダー。
その暦が身体の内にあるかないか、知っているかいないかだけで目の前の風景も世界の見え方も変わる気がする。それは人間にとって大切なこと。そんな気がしてならない。
(風)
2023年7月19日、高知新聞に掲載された記事「閑人調」です。
7月、土佐町の道々でよく見かけるねむの花。ふわふわっとした、優しげな桃色の花を枝にいくつもつけます。高知に来てから初めて知った花で、とても好きになりました。
以前、近所のおばあちゃんが、その花を見ながら「そろそろ大豆をまかないかんねえ」「ねむの花が咲いたら、大豆のまきどきだよ」と教えてくれたことがありました。そう聞いてから、毎年咲くねむの花を見るたび、おばあちゃんの言葉を思い出します。その言葉を思い出すたび、おばあちゃんの顔と佇まいが心に浮かびます。
木や花、空や風を感じながら季節の移り変わりを知り、その時にするべき仕事をする。おばあちゃんのような培われてきた知恵と体感を持つ人をそばに感じるだけで、何か大切なことを思い出させてもらっている気持ちがします。
高知県の障がい者支援施設のみなさんと一緒に作るカレンダー、今年は4年目の製作に!なります。
土佐町の方々のみでなく、様々な場所の本当にたくさんの方々に支えていただき、今回は4年目の挑戦!
以下は「高知新聞で振り返る3年の歩み」です。
3回のカレンダー製作は、全くの手探りで試行錯誤を重ねた結果、毎回少しずつ違った方法を取っています。
道具のことだけでも、絵の具やクレヨン、マジックから始まり、折り紙をちぎってみたり木の葉を使って数字を作ったり。
自由に考えて自由に手を動かす。大事なことは「みんなで楽しんで作ること」。
昨年からは参加施設が嶺北外の高知市や香美市などの施設にも広がり、少しずつよりたくさんの方々と関わって作れるようになってきています。
売り上げも上がったり下がったりしながら‥笑、なんとか続けていけるよう少しずつ改善中です。
そんなみんなで作るカレンダー、今年は例年になく早い製作スタート。今回の最初の製作は大豊町の施設「ファースト」の皆さんです。
時は8月7日。今年の特徴は材料としてたくさんの「花」を使ったこと!
色彩豊かなたくさんの数字ができあがりました。
そういえば今回のカレンダーで大きな変化をひとつ。
これはぜひカレンダーの完成を楽しみにしていただきたく思っています。
参加予定施設
● 就労継続支援B型事業所 りんどう 本山町
● 就労継続支援B型ワークセンター ファースト 大豊町
● やまびこ倶楽部 土佐町
● 障害者支援施設 白ゆり 香美市
● 社会福祉法人 土佐あけぼの会 サポートぴあ 高知市
● 高知県立山田特別支援学校 香美市
● NPO 法人 梼原竹ぼうきの会 梼原町
とさちょうものがたり編集部の鳥山が、2023年春より、高知新聞の「閑人調」というコラムに寄稿させていただくことになりました。
このコラムには数人の執筆者がおり、月曜日から土曜日まで毎日掲載。月初めにその月の執筆者の氏名が掲載され、コラム自体には執筆者のペンネームが文章の最後に記されます。
鳥山のペンネームは「風」。月に2回ほど掲載される予定です。
中学生の息子は大のスモモ好きである。まだ保育園児だった頃、収穫に行って好きなだけ取って好きなだけ食べ、スモモ好きに拍車がかかった。
それから早10年、「昔、取らせてもらったことがあったよね」とスモモ片手に懐かしそうに話す。幼い頃から相変わらず、畳に寝転びながら幸せそうに食べる姿は我が家の風物詩だ。
先日、近所の人が「スモモ取りに来や〜」と声をかけてくれた。大きなカゴを抱え、娘と収穫に行った。遠くから見てもたわわに実っているのが分かる。
真っ赤に熟れたスモモからは甘い香りがして、たまらずガブリ。みずみずしく、口の中が甘酸っぱさでいっぱいに。娘が「スモモが木になるなんて知らなかった」と言った。娘にとっては、今回が初めての収穫だったのだ。
娘も息子もスモモの深い紅色を忘れることはないだろう。それが甘くおいしいことも、枝をつかむように実をもいだことも、斜面を転がるスモモを追いかけたことも。
コンクリートの上では得られない体感を得られていることを幸せに思う。高知で生まれ育った人には当然と思える物事かもしれない。けれど私には、かけがえのないものとして輝いて見える。
(風)
2023年7月3日の高知新聞に掲載された「閑人調」の記事です。今回の記事の題名は「スモモ」。
6月はスモモの季節。土佐町の人から「これ、うちでとれたもんやけど」とスモモをいただきました。淡い黄色のもの、うっすら紅いもの、真っ赤なものと色もさまざま。ガブリとかじると、甘酸っぱい果汁がポタポタ。もう一個、と手が伸びます。
6月のある日、近所の人が「スモモ取りに来や〜」と声をかけてくれました。これは、その時のことを書いたものです。
高知新聞の「閑人調」の担当者の方に原稿を送ると、「斜面を転がるスモモを追いかけた」というくだりを「そうそう!」と共感してくださいました。高知ではよくある風景のようです。6月、高知のあちこちでスモモを追いかけている人がいるのかと思うと、何だか楽しいです。
高知で暮らしている人たちは、案外、同じような原風景を共有しているのかもしれません。
土佐町の絵本「ろいろい」の解説書が完成しました!
この解説書は、絵本に描いた土佐町の様々な要素を解説したもの。
A2サイズの紙の両面に絵の詳しい説明を掲載してあり、絵本本体に折り込まれます。「タブロ」という新聞紙をイメージした紙で、温かい手触りです。
土佐町の絵本「ろいろい」は、今まで町の人たちから聞いたことや教えてもらったこと、町の伝統行事や歴史、言い伝えなどで場面が構成されていますが、絵本の文章には盛り込めなかった内容は実はとても多いのです。解説書はその詳細な部分を補って伝えるためのものです。
何度も修正と校正を繰り返し、やっと完成にたどり着きました。長い道のりでした。
解説書の完成は、絵本の完成。これでやっと、土佐町の絵本「ろいろい」の本当の完成です。これで皆さんにお披露目できます!
絵本に解説書を挟んで…
ついに絵本「ろいろい」、完成!
絵本はまず、土佐町のみつば保育園の子どもたちへ配られます。
子どもたちの存在は未来そのもの。絵本「ろいろい」をお家の人と一緒に読んで、土佐町の暮らしや人の姿をよりよく知るきっかけになったらうれしいです。そしてこの町の存在を大切に思ってもらえたらと願っています。
ただいま、絵本「ろいろい」の販売の準備もしています。
販売を開始するときは、またお知らせします!
土佐町の絵本「ろいろい」の解説書を制作しています。
A2サイズの紙の両面に各ページの絵の詳しい説明が書かれていて、完成したら絵本に折り込まれます。
土佐町の絵本「ろいろい」は、今まで町の人たちから聞いたことや教えてもらったこと、町の伝統行事や歴史、言い伝えなどでできていますが、絵本の文章には書ききれなかった内容はとても多いのです。
この解説書はその詳細な部分を補って伝えるためのもの。
例えば、「虫送り」のページではその歴史や言い伝え、田の畦に供えるお供えものの話を。
「田井の街並み」のページでは、昔の田井の様子やかつてあったお店のこと。
描かれている町の風景やものごとの意味をさらに深く。絵本の印刷をしてくださったリーブル出版さんと何度もやりとりし、修正・校正を繰り返しています。
絵本と解説書を開いて並行して読むのもよし。どちらかだけでもよし。色々な楽しみ方をしていただけたら嬉しいです。
校正が終了したら、いよいよ印刷へ。
解説書の完成=絵本の完成までもうすぐです!