「歴史と小説」 司馬遼太郎 集英社
数々の優れた歴史小説を書きながら、そこからこぼれた話や考えが短編で収録されています。話が飛びますが、司馬遼太郎が亡くなった当時、宮崎駿が追悼文を書いています。
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「司馬さんは職人が好きでした。
司馬さんが日本という国が好きな理由として、物を作っている人間に対する尊敬を失わない国だという話をされました。
これで事足りるとしながらも、頭を使い、体を使って一生懸命、自分で先頭切ってやっていく人間たちというのを、実は日本の一番いい部分だというふうに思っていた。
司馬さんってそういう人だった。潔いんですね、司馬さんの書き続けた人物たちというのは。
その潔さが好きです。」(宮崎駿「司馬遼太郎さんのこと」一部略)
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潔い職人さん、頭を使い、体を使って一生懸命、自分で先頭切ってやっていく人間たち。
土佐町にもたくさんいますよね。