
和田 | 和田ことね
雪が積もった2月のある日。
田井あたりでは朝方には溶けて消えた雪が、和田ではしっかりと積もっていました。
和田地区の西和田八幡社の参道で。西和田八幡社(子守神社とも)は、地元の方々からは「八幡さま」と呼ばれる古い神社です。
和田に住む方は和田姓が多いのですが、この日の写真に映ってくれたのも地元に住む和田ことねちゃんです。
著者名
記事タイトル
掲載開始日
図らずもTPP。あっちのTPPではありません。
土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。
2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。
各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。
溜井 | 川村光太郎
9月。空と風が突如として秋モードになる日がありますね。
夏のジリジリと焼けるような暑さから、ふっと肩の力が抜けるような日。
そんなある日に、溜井のとある田んぼにお邪魔して撮影しました。折しも稲は色づきはじめ刈り入れ時を迎えつつあるタイミング。
この時期の田んぼは日本人のDNAをくすぐるような何かがありますね。
相川の棚田の写真を撮影した際にも感じたことですが、この風景を作り出しているのは地元の農家さんたち。
「風景を作る」ことを目的として稲作をしている方はあまりいないと思いますが、毎年お米を作ることが結果的にこの風景を作ることにもなっている。頭が下がる思いです。
貫禄の片鱗が見える後ろ姿は川村光太郎くんです。
一の谷 | 長野恵弦 桃也
地図上で土佐町を見て左上の位置に稲叢ダムがあります。
町中心部から向かった時に、黒丸とアメガエリの滝を通り越し、稲叢ダムの手前にあるのが「一の谷」。
地元の方に聞くとここは昔、石切り場でありました。
削り出された石や岩は、ロックフィルダムという石を積み上げて作る工法で建てられた稲叢ダムの建材になったそうです。
ダムの工事が終わった後、一の谷に少しずつ桜の木を植え始めた人がいました。谷種子さんというその方は、毎年休むことなく桜を植え続け、今年で24年が経つそうです。
標高が高いので、町中心部とは3週間ほどの時期の差があります。この写真を撮影したのは4月25日。
「植える人」がいてくれたから、一の谷はこの時期にも桜が楽しめる場所になっています。谷種子さんのお話は、また改めて記事にしたいと思っています。
ふたつの小さな後ろ姿は、長野恵弦くんと桃也くんの兄弟です。