さめうら湖にできたカヌーのコース。
とても良い光が差すある昼下がり、レンズを向けて「ここでカヌーが来てくれたら最高なんだけど」と思っていた矢先に、大川村方面から登場したカヌーの2人。
そのふたりはハンガリーから土佐町に来てカヌーを教えているラヨシュと娘のゾルカちゃんでした。
橋の上から挨拶し、撮影したのがこの一枚です。
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図らずもTPP。あっちのTPPではありません。
土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。
2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。
各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。
稲叢山方面に行った帰り道、不意に出くわして思わずシャッターを押した風景です。
時間は朝8時過ぎ。青空、白い雲、一見すると夏のように見えるかもしれませんが、これは冬の訪れを知らせるさめうら湖面の写真です。
雲海のように低い位置に立ち込める雲、湖面を湯気のように移動する霧。これは冬の土佐町で見られる光景です。
この日は、撮影するぞ!と外出したわけではなく、山からの帰り道、市内での打合せに向かう途中で図らずも遭遇した風景です。たまたまの出会いなんですが、自然からの贈り物として僕の心に刻まれました。
そしてこういったたまたまの贈り物が珍しいものではなく、実は一年を通して何度も頂いてしまえるということは、土佐町のような場所に住む者の幸せだなぁと思っています。
相川小学校の裏の川、その名も相川川。
先日「4001プロジェクト」に登場いただいた「うどん処 繁じ」の伊藤陽音ちゃんと穂美ちゃんの姉妹に一緒に来てもらいました。
川辺に着くなり、ハイテンションで服のまま飛び込む小さな二人。案の定、帰り際には「まだ遊ぶ!」と言ってきかない一面もありましたが、この遊び場を二人がめいっぱい楽しんでくれたことがうれしいことでした。
昨日「モリタカ渕」を紹介しましたが、今回はもうひとつの渕である「セイゴ渕」。モリタカ渕の少し下流に位置します。
「もうひとつの」というのは、前回の記事と繰り返しになりますが、この写真の大元になった窪内隆起さんの「山峡のおぼろ」のエッセイから来ています。
「人名渕」というタイトルの文章(現時点で未公開です)の中に、窪内さんが少年の頃に夢中で走り回った二つの渕が描かれています。
そのうちのひとつが前回公開した「モリタカ渕」、今回のものがもうひとつの「セイゴ渕」になります。
窪内さんのエッセイ「人名渕」は明日6/27に公開予定です。80年前の窪内少年の視点を通して、そのころの人々の暮らしを体感する機会になればうれしく思います。
西石原と平石の間を流れる平石川。
この川の奥の方にある渕の一つがこの「モリタカ渕」です。
ここは土佐町の中でも「秘境」の類に入ります。なんせ、正確な「モリタカ渕」の位置を知っている人がなかなかいない。
そしてここに降りれるような道もない。たどり着くためには川をザブザブと歩いて行くことになります。
この場所の存在を教えてくれたのは、とさちょうものがたりで「山峡のおぼろ」を連載している窪内隆起さん。
ある原稿の中に、西石原の2つの渕のお話がありました。(現時点ではまだ未公開です)
原稿に付ける写真が必要になったため、最終的にはご本人に来てもらい、場所を教えていただくことになりました。
80年前、小学校に上がる直前の窪内少年が草鞋を履いて歩き回っていた場所です。
夏の川遊びにはもってこいの場所ですが、なんせ降りる道がない‥。