11月になるといただくものベスト3(我が家バージョン)は、
1位:柿
2位:間引きした大根葉
3位:チャーテ
である。
今日は3位のチャーテについて、書きたいと思う。
チャーテの別名はハヤトウリという。関東地方の方はハヤトウリという呼び名の方が馴染み深いかもしれない。
友人はぶどう棚のような棚を作って、チャーテのつるを這わせて育てている。今の季節、チャーテは鈴なりに実り、ぶらぶらと揺れながら収穫の時を待っている。手のひらに乗る位の大きさだと皮もまだ柔らかく、皮をむかずとも食べられるのでおすすめだ。
このチャーテ、なんとチャーテそのものが種である。つまり、チャーテをそのまままるごと土に埋めておくと、チャーテがたくさんできるという訳だ。

写真左はチャーテのおしり側になるが、このまま置いておくと割れ目から芽が出てくる。
チャーテを育てている友人が「チャーテほど育てやすいものはない」と教えてくれた。なんと、埋めたらほったらかしでいいという。これは私にピッタリじゃないか!
その後、いただいたチャーテから芽が出てきたので、土に埋めた。いつ芽が出てくるのかと(時々)見ていたが、芽が出るはずの春、ついに姿を現さなかった。どうも冬を越せなかったらしい。
友人に伝えたら「え…そうなんだ…」と何だか悲しげだった。それ以上何も言わなかったので私も何も言わなかった。私には育てる才能がないのだろう。(後で調べたら、春先に植えると良いらしい。)
さて、このチャーテをいただいたら、毎年作る料理が二つある。
①チャーテと豚肉の塩炒め
チャーテを半分に切って、薄切り。油で炒めて、豚肉も入れて塩こしょう。歯ごたえコリコリ、最高にごはんが進みます。
②チャーテとさつま芋のかき揚げ
チャーテを半分に切って、細切り。さつま芋も細切り。
小麦粉を水でといて、塩を少々。チャーテとさつま芋を衣にあえて、からりとあげる。チャーテって甘いんだ!と実感できる一品です。
料理上手な友人に教えてもらった料理で、作るといつも友人の顔が浮かんできます。
どちらも簡単で美味しいので、ぜひお試しあれ!
今年こそ、冬の間はチャーテを大切に室内で保存し、春先に土におろそうと思う。



