「フジコ・ヘミング 14歳の夏休み絵日記」 フジコ・ヘミング 暮しの手帖社
最近、フジコ・ヘミングのドキュメント映画を見ました。
彼女は年老いたけれど、今の自分のスタイルで輝いています。しかも、心は16歳のままであるとおっしゃる。彼女は強いけれどもとてもかわいい、とても魅力的な女性です。
魂のピアニストと呼ばれている通り、彼女の人生やピアノの音色は私の魂をズキュン!と撃ちました。
戦後間もない1946年、フジコ14歳。この夏休み絵日記を通して、若い彼女の生活がよくわかり、この頃から生活の中心はピアノであって、貧しいときも不遇のときもピアノと共に生きてきたフジコを、より身近に感じられる本でした。
藤田純子