「しゃぼんだま」 林明子 福音館書店
大人になってから「昔、きれいなしゃぼんだまの絵の本をよく読んでいた気がするけど題名はなんやったかな?」とふと思い出した時がありました。絵の感じはぼんやりと浮かぶのですがはっきりとわからない。「確か子どもが下を向いて、ふーってしてる絵だった気がする…。あの絵の感じは林明子さんなんやないかな…」。そう思ってネットで調べると、やっぱり!林明子さん作のこの本でした。残念ながらもう絶版になっていて図書館にもなかったし、どこの本屋さんでも売っていませんでした。
でも不思議なことはあるもので、ある時どこかの町の古本屋さんに行った時に見覚えのある表紙が。
もしかして!
「しゃぼんだまや!やっと見つけた!」ドキドキしながら本を開くと『子どもが下を向いて、ふーってしてる絵』が、確かにあったのです。
なつかしいこの色、この感じ。昔からの友達に会えたような気持ちでした。
そのページが2枚目の写真です。
鳥山百合子