九州と四国の海上を進んでいた台風15号。
土佐町では、9月4日の夜遅くから風が強くなって雨脚も強まり、雷が何度も光りました。遠くで雷が落ちた音も聞こえ、寝ていた娘が目を覚ますほどでした。
土佐町は町のあちこちに大小の川が流れています。普段は穏やかな流れの川も、台風や大雨の時は水は茶色く濁り、濁流と化します。
9月5日の朝、風は止んで小雨。朝8時ごろには雨も止み、晴れ間が出てきました。
近所の地蔵寺川がどうなっているのか、気になって見に行きました。
橋から川下をのぞくと、橋脚周辺で水は激しく渦を巻き、枝や葉を巻き込みながら、囂々と音を立てて流れていきます。水位は普段よりも1メートル以上高いように思えました。
危ないので、絶対に近寄ってはいけません。
↑こちら、別の日の地蔵寺川。同じ橋の上からの様子です。写真だけ見たら、同じ川とは思えません。水の透明度や水量、流れ方が全く違います。
少し離れたところから見た9月5日の朝の地蔵寺川。台風が去った後の川は、その後も雨が降らなければ2〜3日もすると水量も落ち着いて、水の透明度も戻ってきます。濁流が川を一掃するためです。
自然は美しいだけではなく、人間が到底太刀打ちできない激しさも持ち合わせています。
各地での台風被害をニュースで目にするたび、心が痛みます。
どうかこれ以上被害が広がらず、誰もが安心して生活することができますように。
皆さま、どうぞ気をつけてお過ごしください。