「日本百名宿」 柏井壽 光文社
旅行好きの両親の影響で、幼い頃から旅行が好きです。最近は好きというよりも、安定した日常生活を送るためには不安定な旅は必要不可欠なようにも思われます。
旅にでると、鈍っていた感性や感覚、細胞までが一気に目を覚まし、見聞きするすべてのものに敏感に反応し、吸収するのを実感します。
旅を彩る重要要素のひとつにどこに泊まるかの『宿』の存在。 行き先を決めてから宿を決めることが多いかもしれませんが、まず『宿』を決めて行き先が決まる、そんな旅もいいかもしれません。
年間250日以上ホテルや宿に滞在する著者の宿の率直な感想は『宿』へのあふれる愛を感じずにはいられません。 そして情景がありありと浮かぶ文章はまるでわたし達も同行しているような…。そんな気分にさせてくれます。 あぁ旅って、いいなぁ〜