「とーちゃん、みて!」
家に帰って来るなり長男が差し出した手は、深い紫色に染まってた。
知人宅にある桑の実がどれだけ美味しかったか、語る口の周りも染まってる。
その姿、なかなかカッコイイぞ。
1972年千葉県生まれ。自然豊かな土地で子育てをしたいと、2013年土佐町に移住。20年間使われていなかった古い民家を仲間と改修し、五右衛門風呂や薪ストーブ、釜戸などを復活させ、薪暮らしを楽しむ。米や大豆などを栽培しながら、身の丈に合った自給的暮らしを実践中。子どもの成長や環境の変化と共に、暮らし方や生業も柔軟に対応するよう日々模索している。