2022年2月

みんなのアルバム

田井地区の曲がり角

  • 日時1960年代後半(昭和40年代後半)頃

  • 場所土佐町田井地区

  • 撮影者西森五明

  • 投稿者

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これは、土佐町田井地区にある西森理髪店の西森五明さんが見せてくれた写真です。

ときは昭和40年代後半から昭和50年代初めの頃。
 
 

曲がり角の左側

写真左側のお店の店先をよーく見てください。並んでいるのは…、三輪車やボール、多分ビニール製の人形(鹿?)や浮き輪。そう、ここはおもちゃ屋さんです。

お店の名は「岡本菓子店」。お菓子屋さんですがおもちゃも売っていて、毎日子供たちがおこづかいを握りしめ、群がるように来ていたそうです。現在40代の人たちには懐かしい、任天堂のゲーム機「ファミリーコンピューター」も売っていたとのこと。

「窓際のガラスのケースにはプラモデルとか、めっちゃ並んでた。よく行ったわ〜」

当時、岡本菓子店に通ったという人が懐かしそうに話していました。

 

右側は…

右側は、高知県交通の営業所。現在は嶺北観光の営業所になっています。当時、県交通のバスには車掌さんが乗っていて、営業所の二階に寝泊まりしていたそう。かなりの人数の従業員がいて、賑わっていたそうです。

当時は大川村や本川村への路線が走っていて、その路線が廃止されることに。公共交通路線がなくなるのは困るということで、現在の嶺北観光ができたそうです。時代と共に、自家用車を持つ人が増えていった頃だったのでしょう。

 

現在の曲がり角

現在の様子はこちらです。

写真左側、かつてあった岡本菓子店はもうありません。右側の県交通のあった場所は、嶺北観光の営業所があります。

この曲がり角で多くの人たちが行き交い、話し、遊び…。時には旅に出たり、帰ってきた人を迎えたりしていたのでしょう。この場所は、人の思いや人生の交わる交差点でもあったのです。

 

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ただいま進行中の『「土佐町の絵本(仮)」を作ろう!』というこの企画。

土佐町で生まれ育った方々と話し、絵本のページに何を描くのか、そのために必要なものごとは何か?たくさんの意見やアイディアをいただきました。

絵を描くために必要なことはいくつもありますが、その内のひとつは「資料を集めること」。編集部はただ今、写真集めの真っ最中です!

 

虫送り

土佐町の絵本には、宮古野地区で行われる行事「虫送り」の場面が出てきます。

ほら貝を吹く人を先頭に、太鼓をたたく人、大きなワラジを担ぐ人、鐘を鳴らす人…。宮古野で暮らす人たちや子供たちが行列をつくって田んぼの周りを練り歩き、白髪神社にワラジやのぼりを奉納します。

「稲に虫がつきませんように」

「豊かな実りがありますように」

毎年、田植えが終わった頃に行われる「虫送り」には、この土地で生きる人々の願いが込められています。

 

行列の順番

絵本に「虫送り」が入ることになり、下田さんがふと言いました。

「行列には、並ぶ順番ってあるのかな?」

そう聞かれて返事に詰まった編集部。こういう時、聞くべき人が思い浮かぶのがこの町の素晴らしいところです。まず、宮古野地区の川村雅士さんに連絡しました。

雅士さんが貸してくださった資料

川村雅士さんは、虫送りの写真や新聞記事を貸してくれました。

行列を歩く人が持つ道具や並ぶ順番、のぼりに書かれた文字…。資料を元に、丁寧に説明してくれました。

 

もうひとつの疑問

虫送りの日、田んぼの畦にはお供え物と共に「五色の旗」が立てられます。

 

上から、赤、青、黄、緑、黒。

五色の紙が繋げられ、旗になっています。

またもや出てきたひとつの疑問。

「なぜこの旗を立てるのだろう?」

この疑問を解くべく、編集部は再び地域の方の元を訪ねました。訪ねたのは、宮古野地区に住む宮司の宮元千郷さん。宮元さんは、白髪神社の第41代目の宮司さんです。
 
 

五色の旗

宮元さんは、この「五色」にはそれぞれ意味があるのだと話してくれました。

話に出てきた言葉の意味を調べる宮元さん

「上から、赤は太陽、青は火、黄は月、緑は水、黒は土を表しています」

「物事には、ひとつひとつ、ちゃんと意味があるのです」

五色の旗、五色の色紙。それは、この世界をつくるものたちが並んでいたのです。

 

今まで何度も宮古野地区の虫送りに足を運んでいたので、畦に立てられた「五色の旗」の存在は知っていました。でも、その意味を考えたことはありませんでした。

各色に託された意味。それはこの世界で生きる人間の祈りでもあるのだと感じます。

「五色が調和し、今年も生きていけるだけの実りがありますように」

風に揺れる五色の旗から、その地で生きる人たちの内なる声が聞こえてくるような気がします。

*後日、宮元さんから連絡があり、正式な五色の旗の色の並び方は、上から「赤・黄・青・緑・黒」とのことでした。写真の五色の旗は並び方が少し違っていますが「それも決して間違いではないのです。正しいとか正しくないとか、そういうことではないのですよ」とおっしゃっていました。

 

 

そして、五色の旗の間に置かれている「お供えもの」。こちらもちゃんと意味があるのだと宮元さんは教えてくれました。(こちらはまた次の記事でお伝えします。)

絵本のための資料集めが、楽しい学びの時間になっています。

教えていただいたことを次の世代へ引き継いでいくために、「とさちょうものがたり」に書き記しておきたいと思います。

 

 

宮元千郷 (宮古野)

 

 

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私の一冊

山門由佳

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「黄昏の絵画たち−近代絵画に描かれた夕日・夕景」

 一日で一番ほっとするかもしれないひととき…。それが「黄昏時」「トワイライトタイム」「マジックアワー」そう呼ばれる時間帯かもしれない。 毎日20分くらいしかないその瞬間に、外に居れたら。散歩に出かけられたら。 この上なく満ち足りた気分になるのはどうしてだろう。。。

太陽がその日最後の持てるかがやきをふんだんに放ち、すべてが黄金色に照らし出される美しさのなかで静かに月は自分の出番を待っている。 この絵画展の図録に収められている絵を眺めていても、朝でも昼でもましてや夜でもないその一瞬の色彩のなかで、人々の情景をとらえた作品には安堵や優しさ、はたまた孤独や物悲しさがうかがえる。

今後、世界がどんどんめまぐるしく変化していっても、毎日黄昏時はおとずれる。 その心動かされる時間帯こそ、一番人間らしい刻かもしれない。

 

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笹のいえ

場をオープンにする

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我が家であり、宿でもある、笹のいえ。

暮らしの場をオープンにすると、訪れてくれる人がいる。

自作したモバイルハウスで日本を旅しているフランス人・ピエールさんもそのひとりだ。

一月下旬、笹にやって来て、三日間滞在した。元ジャーナリストでドキュメンタリー映画監督の経験もある彼とパートナーは、1トントラックの荷台に建てた、廃材を利用して作った小さな家で寝泊りしながら、全国を移動している。そして持続可能な暮らしを営む人びとに会い、共に身体を動かし、話を聴いているという。この旅で出会った人たちから、生き方の本質を学ぼうというのだ。

ピエールさんのパートナー・けいさんは中国で生まれ、現在は日本の国籍を持つ。普段はふたりで旅をしているが、このときは東京に出掛けていて、残念ながら会えなかった。しかし異なる環境で生まれ育ったふたりが、縁が繋がった日本という国の素晴らしさをSNSなどで発信しているというのはなんだか不思議な人生の巡り合わせだ。

泊めてもらう代わりに何かお手伝いを、というピーちゃん(ピエールさんのあだ名)と、薪割りすることになった。数日前に地域の方からいただいた雑木が山積みになっていたのだ。僕がチェンソーで玉切りした丸太を、彼が斧で慣れた手付きで割っていく。寒い日の作業だったが、徐々に身体が温まり、心身がほぐれていった。一緒に作業をし、おしゃべりし、時間を共有すると、お互い不慣れな言葉でのコミュニケーションではあるけれど、その壁は次第に薄くなっていく。ピーちゃんは、昔ながらの日本家屋が周りの環境に寄り添うように建てられた造りであること、またそこで暮らす人びとも自然と共に在ることについて熱心に話してくれた。僕も、彼の国での循環型生活について質問し、それぞれの共通点などを話し合った。

いつの間にか、学校や保育園から帰宅した子どもたちが周りに集まって、おやつを食べたり、遊んだりしてる。見た目も言葉も自分たちとは違う、ちょっと変わった家に住んでいるピーちゃんとの交流は、子どもたちの心にどんな記憶を残しただろう。

翌日、モバイルハウスの中を見せもらった。僕たち家族だけではもったいないので、彼に話をして、興味ありそうな友人にも事前に声を掛けて集まってもらった。

室内は限られたスペースに、暮らしのアイテムがたくさんのアイデアとともに収納されていた。

ミニキッチンやベッド兼ソファ、ソーラーパネルでの発電など、狭い空間に上手に収まっていて、必要最低限にして充分。そこここが遊び心が溢れ、オープンマインドな雰囲気を感じ取ることができる。屋根に登る梯子に使われれている天然木の湾曲や窓には飾られているけいさんの絵の温かさが心地良い。装備されていないお風呂やトイレは、公共の施設を利用するそうだ。

「訪問先で他の場所をお勧めされて、行きたい場所がどんどん増える」あるとき、ピーちゃんはちょっと困ったように笑いながらそう語っていた。まるで風のようにルートを決める彼らの旅のスタイルが、行く先々で受け入れられている証拠だ。

最終日の朝。僕らは「また会おう」と約束して、握手をした。そして車はゆっくりと走り出し、次の目的地へ出発して行った。

小さくなっていくモバイルハウスに、僕はエールを送った。

 

彼らのプロジェクトについてはこちら↓ *プレッジ(支援)は終了しています。

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とさちょう植物手帖

早春の野草 その2

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(「早春の野草 その1」はこちら

耕作前の田んぼや畑には、史前帰化植物(しぜんきかしょくぶつ)と呼ばれる植物が多く花をつけていました。

紅紫色のホトケノザ。真っ白な小さな花を散りばめたタネツケバナとナズナ、そしてコハコベ。これらは有史以前に稲や麦などの栽培植物とともに日本にもたらされた植物で、いわゆる帰化植物とは区別されており、一般的には注釈付きの在来種として取り扱われます。

なお有史というのは歴史が文字によって記述されているという意味で、日本の場合おおむね6世紀の仏教伝来の頃に始まると言われます。

 

ホトケノザ(仏の座) 

ホトケノザ(シソ科オドリコソウ属の1~2年草)

葉の形が、仏様が座る台座のように見えるというのが名前の由来です。早春の花を代表するものの一つで、少し遅れて開花するヒメオドリコソウと共に耕作が放棄された田畑などでは一面を紅紫色に埋め尽くしてしまうほど大繁殖します。

植物は風や虫や鳥や獣などを利用して勢力の拡大を図りますが、ホトケノザやヒメオドリコソウはアリに種子を散布してもらう植物です。アリは種子を巣に運び、誘引する物質だけ食べて種子を外に捨てます。因みにみんなに親しまれているスミレもアリ散布植物です。

なお春の七草の「ホトケノザ」は本種のことではなく、45月に水田の畦などで黄色い小さな花を咲かせるキク科のコオニタビラコのことです。

 

タネツケバナ(種浸け花)

タネツケバナ(アブラナ科タネツケバナ属の1~2年草)

クレソンの小型みたいな田畑や水辺に群生する雑草です。イネの種もみを水に浸け、苗代の準備をする頃に咲くということで付いた名前だそうです。

ロゼット葉(※ろぜっとよう)はナズナと間違えられる例もあるようですが、若芽は普通に食べられます。

ロゼット葉地面へ放射状にぺたりと生えている葉

 

ナズナ(薺)

ナズナ(アブラナ科ナズナ属の1~2年草)

ペンペングサやシャミセングサという別名がよく知られています。果実の形が三味線の撥(ばち)に似ることから付いた名前です。耳元で振るとシャラシャラという音を楽しめます。

日本では昔から冬季の貴重な野菜として人々に利用されており、七草粥には欠かせない食材です。

根の部分を生で食べてみるとゴボウを甘くしたような味です。因みに今年は雑煮の具にして食べてみましたが、ちょっとした感動を覚える食材です。何の違和感もなく美味しくいただけます。

 

コハコベ(小繁縷) 

コハコベ(ナデシコ科ハコベ属の1~2年草)

冬のあいだも緑色の葉を地面に広げています。小さなたまご型の葉を対生(※たいせい)させ、春から秋にかけて白い花を次々と咲かせます。花びらは5枚なのですが、各花びらが基部近くまで深く2裂して、まるで10枚のように見えます。

春の七草の一つで、古い呼び名はハコベラです。ハコベの品種は多くあり、七草として親しまれるのはコハコベのようですが、茎が緑色のミドリハコベや葉っぱが大きいウシハコベでも間違いありません。茹でてから食べた方が良い食材です。

 

対生:葉が2枚向き合って付くこと。葉が互い違いに付くのは互生と言う。

 

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私の一冊

古川佳代子

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「最初の質問」 長田弘 詩 いせひでこ 絵 講談社

詩人の長田弘さんが紡ぐ言葉はどれも美しく、まっすぐに心に届きます。ちょっと嬉しいことがあった時、あるいはすこし淋しくなった時、気がつけば長田さんの詩集やエッセイを開いています。

けっして麗々しい言葉ではないし、よく口にする言葉なのに、長田さんが記すると、言葉が言葉本来の意味を持ち、美しい響きを取り戻すように思われます。

「今日、あなたは空を見上げましたか。」
「空は遠かったですか、近かったですか。」
「樹木を友人だと考えたことがありますか。」
「何歳のときのじぶんが好きですか。」  ……

答えを思うたび、豊かなものに満たされていく絵本です。

 

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とさちょう植物手帖

早春の野草 その1

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蕗の薹の芽吹きが始まった頃の一日、土佐町の土居から南泉方面へ歩いて野の花を探してみました。まだ、風は冷たくて肌をさします。それでも嬉しいことに花の咲いている部分は暖かく感じられます。そんな場所がぽつぽつとありました。

 

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

オオイヌノフグリがコバルトブルーの花を咲かせ始めました。星の瞳という美しい別名を持っています。小さな青い花びらが印象的な春の野草で、この花を愛でるファンは少なからずいるようです。

高浜虚子もその一人で、オオイヌノフグリへの感動を詠んだ句があります。

犬ふぐり星のまたたく如くなり

「虚子が出合ったのは時期がもう少し先の瑠璃色の花をいっぱいに散りばめた群生だったのではないだろうか」と、誰かが書いていました。

ヨーロッパ原産の帰化植物(※きかしょくぶつ)で、1887年に東京で初めて確認されています。日本にはイヌノフグリという在来種があり、それに似ていることから付けられた名前だそうです。果実の形を犬の陰嚢に見立てたものと言われますが、実際の果実はハートの形です。

オオイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属の1~2年草)

帰化植物外国から伝来し、野生状態になった植物のこと。

 

キランソウ(金瘡小草) 

キランソウ(シソ科キランソウ属の多年草)

石垣に張り付くように葉を出して、青紫色の特徴のある花が顔を出しています。キランソウです。名前の由来は諸説あってよく分からないようですが、別名のジゴクノカマノフタ(地獄の窯の蓋)という呼び名の方が似合っていると思いませんか。

 

(「早春の野草 その2」に続く)

 

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Photography, Writing, Exploration!

Human Beings Belong to the Earth…

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©Evan Aroko

 

 

This landscape is sublime and then some…

As I was thinking of what to write for this entry, an awesome short film titled, “The Mountains Won’t Remember Me,” came to mind. It was created by Peter McKinnon and his good friends. It’s on YouTube, go check it out!

I like to believe that the mountains and all of the land on this planet will remember us. Ever since humans first set foot on the Earth, we have been changing the land around us, for better and for worse. Agriculture, fossil fuel collection, construction work, hiking, biking, running, walking and the list goes on…

The crops, the footprints, the destruction and so much more, short-term and long-term, are the memories that are held by the landscapes we rely on to survive.

The mountains in this photo engulf the entire town like a warm hug. The town residents hug the mountains back in so many different ways.

 

この光景は荘厳であり、それから‥

連載の始まりに何を書くべきか考えていた際に、「山は私を記憶しない」という短編映画のタイトルを思い出した。

それはピーター・マッキノンと友人たちによって創られ、youtubeで観ることができる。

私はこの星の山や土地は私たちを記憶する、と信じたい。地球上に人類が初めて現れてから、良い意味でも悪い意味でも、我々は周囲の土地に手を入れ続けてきた。農業・化石燃料の採掘・土木建設・ハイキング・自転車・ランニング・ウォーキングなどなど‥

収穫物や足跡、破壊の跡などは、私たちが生きるために依存している風景が持つ記憶であり、この写真の中の山々は町全体を温かいハグで包み込むようだ。

町の住民はまた別の多くのやり方で山々を抱きしめ返しているようでもある。

 

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私の一冊

西野内小代

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「黒牢城」 米澤穂信 KADOKAWA

ネット予約してやっとやっと手元に届いた作品。昨年のミステリーランキング1位を独占し、今回直木賞を受賞した。直木賞選考委員の浅田次郎さんが「上質なミステリー」と評している。史実を踏まえたうえで脚色、そして史実を歪めることなくきちんと着地。

織田信長に反旗を翻し、織田の使者として送り込まれた黒田官兵衛を地下の土牢に一年余り幽閉、荒木村重のトップとしての孤独、戦国時代にありがちな疑心暗鬼…。

村重は導かれるかのごとく才覚ある軍師「官兵衛」の土牢へと足を運び、意見を求めるようになる。

官兵衛からの助言を得て重大局面を乗り切る村重、でもそこは知略に長けた官兵衛、周到な心理作戦のもと、村重を追い詰める。

大河ドラマで演じた俳優さん、岡田准一(官兵衛)、田中哲司(荒木村重)、桐谷美玲(荒木村重の妻)が行間から躍り出てくるようだった。

 

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「地域再生大賞」は、北海道から沖縄まで全国の地方新聞46紙と共同通信社が、地元に活気をもたらし、全国のモデルとなる活動や団体を年に一度表彰している賞です。

第12回目を迎える今回、「とさちょうものがたり」は高知新聞社さんからの推薦を受け、高知県の代表となりました。

その時の記事がこちらです。↓

地域再生大賞、第一次選考通過!

 

 

優秀賞をいただきました!

2022年1月30日、地域再生大賞の各賞受賞団体の発表があり、「とさちょうものがたり」は優秀賞をいただきました。

 

新聞に掲載されてから、町の人たちやお世話になった人たち、たくさんの方から電話やメール、お手紙などをいただきました。

「新聞見たよ。よかったね!おめでとう!」

皆さんが自分のことのように喜んでくれたことが何より嬉しかったです。その思いや言葉が、私たちの財産です。応援してくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございました!

今まで積み重ねてきたことを大切に、これからも精進していきたいと思います。

 

 

 

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