土佐町にはトキワ苑という特別養護老人ホームがあります。
「生涯、自分らしく」をモットーに、約80名の利用者さんが日々この施設で過ごしています。知り合いの利用者さんを訪ねると、職員の皆さんがいつも温かく迎えてくれます。高齢者が多い土佐町のような中山間の町にとって、とても重要な役割を担っている施設です。
このトキワ苑から、一昨年、昨年に引き続き、今年も職員さんが着るユニホームとしてポロシャツのご注文をいただきました。
今年の「土佐町オリジナルポロシャツ」である地蔵堂・阿吽の龍のデザインのものと、昨年、トキワ苑を利用されている当時81歳の小川和子さんが描いたアジサイのデザインのもの。
早速製作に入りました!
どんぐりの石川寿光さんと川井希保さんが一枚ずつ、手で印刷しています。
先日、近所のスーパーでアジサイのポロシャツを着ている人を見かけました。トキワ苑の職員さんから、トキワ苑を利用している方やご家族の方にも好評だと聞いて、とても嬉しく思っています。
また、昨年に引き続き、本山町の障がい者就労支援施設である「しゃくなげ荘」の職員さんからも、ポロシャツやTシャツ、そして「Caffeレストしゃくなげ」のポロシャツも先日ご注文をいただきました。完成するのを今か今かと待ちわびてくださっているとのこと。とても励みになっています。
一度作った版は作業場に保管してあるので、いつでも作ることができます。必要な時に再度注文をしてくださることは、とても嬉しいことです。
とさちょうものがたりのシルクスクリーン事業は「自分たちで作れるものは自分たちで作った方が良いのではないか?」という思いから始まりました。地域の人が作ったものを地域の人たちが使う。その風景を近くで見ることができるのは、仕事をする人たちにとって大きなモチベーションとなっています。
とさちょうものがたりでは、その小さな循環をとても大切に考えています。