「本好きの下剋上」 香月美夜著 TOブックス
まだ高知こどもの図書館に勤めていた時に、半端ない本好きの方から紹介いただいたのがこの作品です。
早速オーテピアに借りに行ったのですが残念、貸出中。それではと予約をしたところ予約数が10件を超えていて唖然としましたが、期待は否が応でも高まるというものです。
読書が何よりも好きで、読書のためなら食事を抜くのも睡眠時間を削るのも全く苦にならない女子大生が命を落とし、異世界の貧しい兵士一家の虚弱な5歳の女の子として転生するところから物語は始まります。 識字率が低く、書物はほとんど手に入らない状況に少女は「無ければつくればいいじゃない」と本を作ろうとしますが、肝心の紙すらない…。
本に対する執着心と図書館に対する絶対愛!万人向けの作品とは言い難いのですが、現在、新刊を追っかけている私のお気に入りのシリーズです。