写っている人
日時1971(昭和46)年
場所早明浦ダム
撮影者
投稿者
建設中の早明浦ダム、完成2年前の写真です。
ダムの堰堤手前の平らな場所は、現在、ダムの放流がある時は水が流れて見えなくなります。放流がない時は、消防団が操法の練習をしたり、お祭りやイベントが行われる広場になります。
この写真を見せてくれたのは、土佐町の西野内小代さん。
1950年代〜1960年代(昭和30年代〜40年代)、小代さんが小学生の時のこと。通っていた森小学校から、歩いてこの場所へ遠足に来たそうです。なかなかの距離。多分、子どもの足で1時間くらいかかるでしょう。
小代さんは、この場所で「宝探し」をするのが楽しみだったとか。
遠足の前日、先生が高学年の男の子を数人呼び、「極秘任務」を依頼。その男の子たちは、この場所のあちこちに番号札を隠す役割を仰せつかったそうです。
遠足の日、番号札を見つけた子は景品をもらえたそうですが、見つけられなかった子は何ももらえなかったとか。
現代だったら、みんながもらえるように手筈を整えるでしょうが、当時は社会の厳しい現実を突きつける時代だったようです。
*当時の遠足のお話は、小代さんが「ほのぼのと」で書いてくれています。