5月から6月にかけて、道端の草むらの中に小さな赤い実を見つけることができます。
それは、へびいちご。
このへびいちごが薬になることを知っていますか?
以前、近所の方に「へびいちごの薬だよ。虫刺されに効くよ」と瓶に入った茶色の液体をいただいたことがありました。
「これを湿布するとかゆみが治まるから」
蚊に刺された時に半信半疑で試してみると、みるみるうちにかゆみが治まっていくことに驚きました。何の虫に刺されたかわからないけどかゆい、という時にもよく効きます。
それから毎年、へびイチゴを見かけると思うようになりました。
「そろそろ薬を作らなければ!」
作り方は簡単です。
へびいちごの薬の作り方
①へびいちごを集めて、瓶の半分くらいまで入れる。(へびいちごは洗わなくても大丈夫です。洗う場合は水気をよく取ってください)
②ホワイトリカー(焼酎)を瓶いっぱいに注ぐ。
③3週間目くらいから使える。
透明だったホワイトリカーは、次の日にはもう茶色になり、時間が経つにつれて琥珀色になっていきます。
漉して使ってもいいですし、直接塗ったり、そのまま脱脂綿などにひたしてかゆいところに湿布します。
虫の出る夏の間、とても重宝します。
へびいちごが実る季節だけに作れる薬です。ぜひ試してみてください。
*効果には個人差があります。肌が弱い方や小さなお子さんは、少し水で薄めて使ってみてください。