毎年栽培している小麦。実はここ数年は収量が思わしくなく、原因を探していた。
今回は種まき前に畑に溝を付け畝を立てて、水捌けを良くした。また、冬の間にする麦踏みの頻度を一ヶ月に一回から二週間に一度に増やした。これらが功を奏したのか、一部にウサギの食害が見られるけれど、今のところ順調に育ってくれている。
二月も後半になり、日中の気温も上がって春の気配を感じるこの日、今シーズン最後の麦踏みをした。
連れてきた子どもたち、最初のうちは僕の真似をして足で麦を踏んでいたけれど、そのうち飽きてしまって、畑で遊びだした。僕は僕で、まあそんなもんだろうと黙々と作業を続けていると、突然次男が「こうやったらいいんじゃない?」と言う。声のする方を向いてみると、なんと土に寝っ転がってゴロゴロ転がっている。足で踏むより、全身を使った方がより多くの麦を一度に踏む?ことができる、と。そんなバカなと思ったけれど、少し考えて、なるほどそれは悪くないアイデアかもしれないと思い直した。見ていた長男と次女も一緒に転がりはじめて、なんだかとっても楽しそう。
大人が同じことをするには少し勇気がいるけれど、彼らの柔らかい頭には敵わないと思わされた出来事だった。
二年前にも麦踏みのことを書いていて、このときの次男の足サイズが、今の次女(写真手前)の大きさと同じくらい。成長を感じさせる。