生ゴミ、畑の残渣、自分たちのおしっことうんち、ストーブやかまどの灰。
土に還るものは全て還してしまおうと思っている僕のリストには、当然、落ち葉も入っている。
しかも、一二年後には堆肥として利用できるのだから、これはもう考えただけでワクワクする。落ち葉を履けば、道路や側溝が綺麗になり、一石二鳥だ。
枯葉が道に降り積もっているのを見かけると、横を通るたび、もったいないなあ、誰か集めないのかなあと思う。そして、自分ちの周りの落ち葉を思い出し、早く集めなきゃと焦る。
放っておくと、落ち葉はそのうち消えてしまう(実際には腐葉土、つまり土に分解される)ので、時間を作っては、箒を持ち出して作業する。
どんなことでもそうだけど、やってみるといろんなことに気づく。
葉は乾燥しているより、少し濡れていた方がまとまり易く、風にも飛びにくいので、都合が良い、とか。すくうときは、雪かき用のスコップが便利で、小さな穴が空いているタイプならそこから小石が落ちてくれる、とか。
軽トラの荷台に積んで、堆肥置き場に積んだり、畑に入れる。
そこここに落ち積もっている枯れ葉だが、場所には気をつけないといけない。以前から集めている方がいらしたりするので、前シーズンから観察しておく必要がある。と言っても、笹に続く道の落ち葉を集めるだけで精一杯だけど。